Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

房総半島海岸線を金谷から勝浦まで

2020年の自転車ライフは、1月2日の湘南国際村HCでスタート。コンディションにも恵まれ、最も走力があった2016年頃に迫るタイムを記録して嬉しい正月になりました。そして中1日置いた1月4日、ロングライドを始動。久里浜からフェリーで金谷へと渡り、房総半島の海岸線をグルっと辿って勝浦を目指します。

7:20@久里浜を出港。このフェリーに乗船するには、自宅を2時間前に出発する必要があり、冬場はこれが中々の試練です。料金は自転車片道1,400円、ん、また値上がりした?

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今日は曇り時々晴れの天気予報、東京湾は波静か、空には雲が多いですが、その姿、形を楽しめそうです。

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8:00@定刻通りに金谷に到着。ひたすら海岸線を走るのは、初めて房総半島を訪れた2015年以来です。まずは国道127号線で館山を目指します。

8:12@鋸山ロープウェイ乗り場を過ぎると路肩の狭い明鐘隧道。初めてこのトンネルを通過した時は、恐怖しかありませんでした。未だにトンネルは大嫌いですが、今は開き直って走れます。このトンネルも大型車が通行しない時間帯(早朝と休日がオススメ)に通り抜ければ、そんなに怖くありません。

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昨年の台風15号で大きな被害が発生した房総半島、その傷跡を示すブルーシートで覆われた屋根が、まだまだ数多く見られました。被害を受けた家屋のほとんどが瓦屋根、温暖化によるスーパー台風の時代には瓦は弱点となりそうです。

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9:06@富浦まで来たところで大房岬の道標を発見。ちょっと寄り道したところ、

なんじゃこりゃ!

です。年末の瀬戸川林道に続き、斜度15%の世界に突入です。

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距離500mで50mアップしたところにレストハウスと駐車場がありましたが、期待したような眺望はなくガックリ。木立の間から富浦漁港方面が僅かに見えるだけです。

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せっかく50m上ったのに、この階段を下って行くしかないようです。

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5分程で、館山、洲崎方面が見渡せる園地に出ました。散策路はまだまだ先へと続いていましたが、くまなく探索すると1時間以上はかかりそうなことが判り、ここで退散します。

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9:50@台風でどうなっているのだろうかと思っていた崖観音大福寺は健在でした。

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10:40@館山から県道257号線を走り洲崎(すのさき)灯台。房総半島最西端の灯台です。小ぢんまりした灯台ですが、東京湾東端を示す重要な施設です。

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展望台からは大望岬が見えます。

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10:58@房総フラワーライン起点。いよいよ太平洋です。進行方向右側には砂の壁が現れ、路面にも砂が溢れ出しています。

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フラワーラインと称するだけあって沿道には菜の花がぎっしり。この時期にこれだけ咲いているとは驚きでした。逆に、2月には花が無くなってしまうのでは?と心配になります。

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11:27@国道410号線と合流すると白浜です。館山の市街を通過してからこの合流地点まで信号機は無く、ひたすら走り続けることになります。平坦区間でこれだけノンストップなのが房総半島です。

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三浦半島からよりも大島が大きく見えます。

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11:32@コーナーの先に今日の昼食の予定地、野島崎灯台が見えて来ました。

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11:46@野島崎を目前にしてアクセスしやすそうな磯を発見、探検して見ます。前方の岩場に磯釣りの人影が見えますが、どうやってあそこまで行ったのでしょうか。

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11:58@房総半島最南端の地の石碑。正月なので人の流れは初詣の神社仏閣に集中しているのでしょう、野島崎の観光客は少なめです。自転車をじっくりセットして撮影できました。

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朝日と夕陽の見える岬のベンチ。何度も野島崎を訪れていますが、いつも人で溢れているので、近づいたことがありません。初めてベンチに腰を下ろし、ゆっくり太平洋を堪能できました。

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12::19@お待ちかねの昼食です。何軒か食堂がありましたが、自転車ラックが設置されていたので三愛食堂を選択。アジ鯵定食をいただきましたが、アジフライは絶品でした。

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12:45@鴨川を目指して出発。

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13:34@走っても走っても地名は千倉です。風が無く助かりました。向かい風だったら、確実にここでめげています。

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13:42@和田サーファー橋。ようやく千倉エリアを脱出しました。

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14:13@鴨川オーシャンパークで休憩。空を見上げると不思議な帯状の雲があります。上空も風が無くて飛行機雲がジワジワと拡散したのかな?

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14:46@鴨川に到着。この日の走行距離もちょうど100kmです。想定以上の疲労感に襲われ、ここでやめようぜ〜という悪魔の囁きが聞こえましたが、正月から目標未達でどうするのだ!と前に進みます。

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太平洋を相手に黙々と竿を振る釣り人の姿がとても印象的でした。余りにも相手が大き過ぎます。勝負になる気がしません。

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海岸線の道は、表面が砂で覆われていましたが、グラベルキングを装着しているので、スリップすることもありません。鴨川シーワールドは、満員盛況です。アトラクションを行なっているスタンドからは、熱気が伝わって来ました。

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安房天津からは国道127号線。交通量と歪んだ路面がメンタルを圧迫、微妙なアップダウンが疲れた体に堪えます。

15:59@いくつものトンネルを突破し、ようやく勝浦の街が見えてきました。

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16:10@勝浦駅に到着、本日のミッション完了、、、ではありません。。もう一つミッションがあるのです。わざわざ勝浦をゴールに設定した理由は、ご当地グルメ、勝浦タンタン麺を食べて見たかったのです。

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駅前に食堂くらいあるだろうと思っていたのですが、勝浦の駅前はロータリーがあるだけで、繁華街感はゼロ。国道まで戻って、勝浦タンタン麺の幟がある中華食堂の暖簾をくぐりました。

待つこと10分、出てきたのは玉ねぎラー油ラーメンでした。蒙古タンメンが食べられない私が食べられたのですから、辛さは見た目ほどではありません。問題は、具が玉ねぎ10に対して挽肉0.5といった点で、タンタン麺として成立していません。これで700円は、ちょっと納得できません。これが勝浦タンタン麺の実力とは思えないので、お店を事前リサーチして、再度、勝浦を訪れる必要がありそうです。

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走行距離:151.5km、獲得標高:694m、消費エネルギー:2,477C

ちなみに金谷から勝浦は118kmでした。