Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

牧馬峠、金波美越え、巌道峠

2022.04.02

前回、巌道峠(がんどう)を訪れたのは2017.06、5年の月日が経過してしまいました。昨年あたりから、もう一度訪れようと思うも、長距離ライドとなることは確実のため躊躇していましたが、先月の箱根チャレンジで上りを含め、それなりに走り込んだので、決行するなら今しかない!と行ってきました。前回は、宮ヶ瀬まで車載で行ってアプローチしましたが、今回は自宅からの自走、プラス、金波美越えで安寺沢へアクセスするルートにチャレンジします。

7:12@境川CR。冬に逆戻りした寒い朝ですが、久しぶりの青空ライド、気分は上々です。桜並木はピークを過ぎていたもののギリギリセーフでした。

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戸沢橋で相模川を越えたところの松屋で朝食です。体を動かした後ですので、味噌汁の塩味が沁みます。

8:59@伊勢原運動公園の桜は、まさに満開、見頃です。

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9:07@伊勢原浄水場付近からの大山観察定点ポイント。前日の雨は、山頂付近では雪だったようです。

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9:37@土山峠へヒルクライム。昔に比べれば私のヒルクライムも強化されたはずですが、皆さんクルクル脚を回して追い越して行きます。

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10:00@宮ヶ瀬湖畔園地の桜は満開一歩手前。3月30日に裏ヤビツが開通したので、予定を変更するかと迷いましたが、新緑のタイミングまで裏ヤビツは温存することにします。宮ヶ瀬のコンビニでエネルギー補給して、牧馬峠に向かいました。

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10:45@青馬橋から牧馬峠HCスタート。ここから距離50km、3つの峠越えルートが本日のメインです。橋の先から急上昇する道路のビジュアルに、毎回プレッシャーを感じます。

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11:10@牧馬峠をクリア。休憩なしで、丸い滑り止めついたコンクリート急坂を一気に駆け下ります。

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11:10@県道517号線(奥牧野相模湖線)へ左折。キムチ屋とハチミツ屋の前を通過すると急坂が始まります。いつもはそのままr517を進みますが、今日は藤野方面にショートカットする脇道へ右折し新ルート開拓です。

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11:27@新ルートもやはり10%超のキツイ上りでした。激坂区間は距離的には短く、切り通しを抜けると勾配は落ち着き、見晴らしの良い場所に出ます。遠くに雪を被った奥秩父の山並みが見えます。

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11:40@県道76号線(山北藤野線)の坂沢橋。高所はどちらかと言うと苦手なのに、橋があると下を覗きたくなる習性があります。秋山川支流の渓谷は、まだまだ冬の様相でした。

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11:47@秋山方面に右折して再びr517、その先の県道35線(四日市場上野原線)へと進みますが、ここで予想以上に時間を取られました。金波美越えのエントリー地点まで距離10km、この間に300m UP、150m Downです。半分以上は平坦区間なので、体感的には、5kmで450mUPするような感じでした。

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秋山温泉の入口で 金波美越えはやめて、ここから素直に巌道峠へアクセスしなさいよ!と心の声が聞こえましたが、なんとか堪えて先へと進みます。

12:27@視覚的にゲンナリする直線的な10%の上り坂を、秋山温泉で曲がらなかったことを後悔しながら上り切ると、紺色の定食屋の暖簾が目に留まり、思わず吸い寄せられます。この定食屋「あき山」で、辛味けんちんうどん700円を美味しくいただきました。私が入店した時は誰もいなかったのですが、次々とお客さんが入ってきてあっという間に賑わい、ちょっとビックリ。自転車乗りも二組、皆さん、カツ丼や定食をガッツリ補給されていました。

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13:00@ビストロランドを目印にr35を離脱します。昼食は、このビストロランドでも良かったかもと思いながら通過。

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13:05@秋山川を越えて直ぐに金波美峠への道の進入ポイントがありました。「長尾・鳥居立コース」という登山者向けの看板があるのですが、逆に、この先は登山道なのか?心配になります。しばらく沢沿いを進むと、雰囲気はいつもの林道となり、そのうち10%前後の勾配でグイッと上って行きます。路面は良好です。

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写真左下は、上野原市営マス釣場です。

13:15@ゴルフ場からの道とクロスすると一息つけます。道は、左にゴルフ場を見ながら、登り基調のアップダウンに変化します。

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13:29@金波美林道起点のT字路で右折し、勾配10%超の上り区間に突入。ここで堪らずファイナルローの封印を解除しました。ちなみに直進してしまうとゴルフ場へと下ってしまいます。

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13:41@目標である金波美トンネルに到着。照明のないトンネルを抜けると、安寺沢へ豪快にダウンヒルがスタート。路面は綺麗ですが、ガードレールのない区間が多いので、スピード注意です。

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13:52@安寺沢上流部で巌道峠への道に合流します。大人しく秋山温泉からこの道に入れば、1時間以上前にここを通過したはずです。わざわざ金波美越えする意味がありましたか?と問われると、YESと答える自信がありません。

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14:01@安寺沢集落の最深部まで来ると道幅がグッと狭くなります。この先には、このルートの最も勾配が厳しい区間が待ち受けているので、疲れた脚に気合を入れて突入しました。

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コンクリート舗装の激坂区間を上り切った所で息を整えていると、マウテンバイクが追い抜いて行きます。マウテンバイクのギア比をもってしてもやはりキツそうでしたが、休まずに通過して行きました。

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登って来たコンクリ舗装の激坂を振り返って撮影

14:30@疲れた脚をファイナルローでカバーしながら、このルート唯一のビューポイントまで上って来ました。峠が近い雰囲気が漂い始めますが、もうひと頑張り必要です。細切れに現れる10%超区間を一つ一つ乗り越えて行きます。

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14:39@草臥れ果てて巌道峠(標高780m)に到着。少し下ったところのスペースに自転車を投げ出して休憩です。この時間ではもう富士山は見えないだろうと諦めていたのですが、まるで水墨画のような山並みのシルエットの先に、うっすらとその姿を雲に浮かべていました。

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道志側への下りは、2つのルートがあります。アスファルト舗装の左ルートを下る予定でしたが、トラロープが張られていて通行止めです。やむなくコンクリート舗装の超激坂、右ルートを下りました。15%超の急勾配に加え、路面には大量の障害物が散乱していて危険度Max.、目一杯緊張して、ブレーキを多用しながら下って行きます。

14:58@久保の吊り橋付近で道志道に無事着地、ホッとしました。

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この日に目標とした3つの峠越えは完了したものの、ここから自宅まで70kmを走り切らねばなりません。東海道であれば、確実に輪行しているところですが、混雑する横浜線を利用するのは気が進みません。まずは青野原のコンビニに目標を設定して道志道を行きました。

その後、何度も休憩を挟みながら、自宅に戻ったのは19:30。よくぞ走り切ったと感心してしまう春の大冒険となりました。

走行距離:171.5km、獲得標高:2,263m、消費エネルギー:3,053C