Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

第4のルート瀬戸川林道で戸田峠へ

新年あけましておめでとうございます。昨年中の更新を目指したのですが、間に合いませんでした。(^_^;)

2019年最後のライドの目的地として選んだのは西伊豆です。この前週に、甲武トンネルから武蔵五日市へのダウンヒルを行ったところ、体の芯から凍えてしまい、とても辛い思いをしています。このため寒さに対する強い拒否反応があり、選択肢は暖かそうな南房総と伊豆の二択。天気予報を確認すると、どちらも晴れ時々曇りでしたが、南房総は風速4m、西伊豆は風速1mということで西伊豆を選択。久しぶりに西伊豆スカイラインに行ってみるかとルートを作成しました。

土曜日早朝の沼津行きの東海道線は予想以上の混雑です。大船から最前部車両に乗り込むと、既に2台の自転車があり置き場所はありません。駅毎の乗り降りに合わせて邪魔にならぬように輪行袋を移動させます。結局、沼津までの90分間、立ちっぱなしでした。

7:55@沼津駅前をスタート。日の出前の大船駅のホームでは、寒くて寒くてどうなることかと思いましたが、この時間ともなると耐えられる気温となり、ホッとします。

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8:51@国道414号線狩野川放水路のある口野まで南下。途中のコンビニで食料調達のついでに朝食を取っていたので、予定より遅くなってしまいました。

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期待通り風は弱く、江浦湾は波静かです。低い雲が天井のように覆い被さり富士山は全く見えませんが、雪の南アルプスの山並みはギリギリで見えました。

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9:01@淡島の撮影ポイント。本来は島の右側に富士山が見えるはずですが、その痕跡すら確認できません。

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9:10@内浦湾のヨットハーバーを過ぎ、河内川を越えた西浦木負から山へ入ります。

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西伊豆スカイラインの起点となる戸田峠へのルートは、4つあります。

  1. 修善寺から県道18号線
  2. 戸田から県道18号線
  3. 西浦古宇から県道127号線で真城峠を越えて戸田からの県道18号線にIN
  4. 西浦木負から瀬戸川林道

1.と3.は、これまでに走ったので、今日は4.にチャレンジします。

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まずは、河内川をユルユルと遡って行きます。

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木負の集落を通過すると上りがスタート。何気に斜度10%です。

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9:30@最終集落のところに河内川起点の標識があり、斜度はさらにアップします。

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9:35@林道瀬戸川線(起点)の看板を通過。ここから、距離1.5km、平均斜度15%という激坂ヒルクライムがスタートします。今回は事前にチェックしていたので、覚悟の上(いざとなれば押し歩くぞ!)でこの区間に突入しました。平均斜度15%というのは、どんな世界か?怖いもの見たさで興味津々です。

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9:42@ガーミンが15%とか16%と表示するのを堪えて上り、ようやく現れた平坦区間、不動橋で一息入れます。

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不動橋から先はさらに斜度がアップ。17%とか18%が表示されます。路面状況が良好なことだけが救いです。

9:57@斜度が緩んだところで再び一息です。一番キツイところは通過しただろうと期待しましたが、この先で最高斜度20%表示を記録しました。

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10:03@瀬戸川林道を突破。結局、残り100mのところで対向車と遭遇、立ち停まってやり過ごしたのですが、フラフラ状態で、もはや限界、坂道発進できずに押して上りました。最後は無念の押し歩きとなりましたが、私としては大健闘です。これなら、明神峠の17%へのチャレンジも夢ではなさそうです。

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標識の指示に従い右方向に進むと、道は緩やかな下りに転じます。

10:06@再び、戸田峠への標識が出現。これなら道に迷う心配はありません。道は、立派な二車線ですが、「通行止」の看板が設置されています。看板には冬季路面凍結のためと書かれており、今年の台風による路面、斜面の崩落によるものではないようです。とりあえず、行けるところまで行ってみることにします。

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戸田峠まで距離4.5km、平均斜度8.5%です。この平均斜度ですから斜度10%から12%の区間がちょくちょく出現したのですが、いつになくペダルが軽く回る驚きの体験をしました。瀬戸川林道の15%基準に調整された体内メジャーは、最大強度の半分程度だよ!と脳と筋肉にインプットしているようです。

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11:00@金冠山第二、第一と2つのトンネルを抜けると戸田峠でした。結局、この区間の路面状況は良好で、乗用車2台とすれ違いました。ペダルは軽く感じましたが、4.5kmに55分要しているのでスピードはいつも通りです。気持ちの問題ということですね。

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戸田峠の駐車場で休憩してエネルギー補給した後、西伊豆スカイラインに突入します。今日のルートでは、内浦湾、淡島を見下ろすパノラマビューのシャッターチャンスがなく、こんな場所で撮影を強行しました。

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達磨山上空には黒い雲、青空を期待していたのですが、どうやら無理なようです。

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定番のコーナーから戸田の街と港を見下ろします。西伊豆スカイラインの醍醐味です。

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ここからは、いかにもスカイラインという景色が続きます。見た目は快走区間ですが、実はアップダウンの連続です。

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最高地点は、標高900mを超えます。青空が少しだけ顔をのぞかせました。太陽光は偉大、心地よく体を温めてくれます。

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20km/h程度にスピードをコントロールしながら船原峠へダウンヒルしました。調子に乗ってスピードを出すと凍えて体が動かなくなってしまいます。

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今日の最終目的地の仁科峠方面も天気は今ひとつのようです。

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12:20@西伊豆スカイライン終点の船原峠(標高574m)。この橋の下を土肥からの県道127号線がクロスしていますが、r127ではこの場所は土肥峠です。

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船原峠からの道は、県道411号線(西天城高原線)となり、再び上りがスタート。しかし、凍える心配がないので、このシーズンの上りは歓迎です。

12:35@山の中を淡々とヒルクライムして棚場山トンネル。

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13:05@風早峠が見えてきましたが、雨がパラついてきました。

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13:10@風早峠(標高770m)に到着。r411唯一と言ってもいい、ビューポイントです。

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風早峠にはテーブルとベンチがあるので、ここで休憩&エネルギー補給としました。北の空には晴れ間がありますが、仁科峠方面には黒い雲です。この天気では、仁科峠まで行っても楽しくありません。青空の日にまた出直そう!と撤退を決断しました。

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県道59号線(伊東西伊豆線)で湯ヶ島温泉ダウンヒル。ここも凍えないようにスローなダウンヒルを心がけます。次回は、ここをヒルクライムすることを念頭に、情報を頭にインプットしましたが、瀬戸川林道の影響で斜度が妙にマイルドに感じてしまいます。

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湯ヶ島からは、交通量の多い国道414号線を避け、県道349号線(修善寺天城湯ヶ島線)で修善寺へ向かいましたが、やっぱり下りは寒い!コンビニに飛び込み暖をとりました。

14:50@仁科峠をカットしたので、予定よりも1時間早く修善寺に到着です。日没が一年で一番早い時期ですので、これはこれでOKでした。

走行距離:66.2km、獲得標高:1,345m、消費エネルギー:1,707C