Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

安達太良山と磐梯吾妻スカイライン

2022.10.20-21

3ヶ月更新をサボってしまいました。隠居生活は自転車だけでは時間を持て余すだろうと、GW明けから釣りを始めたのですが、釣りの世界の沼に落ち込みました。釣り道具はターゲットとする魚種毎に細分化されており、自転車道具よりも遥かに広く深い沼になっていました。YouTubeを見まくって勉強し、なんとか道具を揃えて海辺へ出かけても、そうやすやすとはお魚さんは連れてくれません。悔しくて、YouTubeで学習しては実釣の繰り返し、この夏は釣り中心の生活を送ってしまいました。このために月間走行距離が半減、三浦半島を一周するにもアップアップの体となってしまいました。これはヤバイと10月から走り込みを開始したのですが、まだまだヤビツに行く自信が持てず、今年の紅葉ライドは危機的状況に陥っています。こんな状況なので、全国旅行支援を利用して、車で安達太良山磐梯吾妻スカイラインの散策してきました。

8:43@安達太良山奥岳登山口をスタート。ロープーウェイの運転開始時間8:30に合わせて、この場所に到着するために自宅を3:00に出発しています。平日ですが紅葉シーズンとあってロープーウェイには待ち行列ができていました。

10:01@ロープーウェイの終点から樹林帯を50分ほど歩くと視界が開け、稜線が見えてきました。下界は晴天でしたが、安達太良山山頂付近は雲があります。気温は10℃以下で、立ち止まると寒いです。

10:46@安達太良山山頂(標高1,700m)が見えてきました。最後の10mは鎖場のある急登です。強風のため山頂に長居はできず、少し下ったところの岩陰に身を潜め、和尚山を眺めながら休憩&エネルギー補給。

11:19@牛の背と呼ばれる稜線部分を強風に煽られながら進みます。この強風により山頂の雲は吹き飛ばされ、陽射しが注いできました。

11:32@荒涼とした沼の平火口。1900年の噴火により形成された長径300m、短径150mの爆裂火口です。まともに立って居られないほどの強風で写真がブレブレ、まともにピントがあったのは5枚中1枚でした。

沼の平からは下りなのですが、自転車のダウンヒルと違って体への負担が大きい。すぐに膝が痛くなってきます。

篭山

左が安達太良山山頂

鉄山の岩壁

12:45@くろがね小屋。鉄山の麓にある山小屋ですが、ここでようやくトイレを借りることができました。山小屋の前にオフ車が停まっています。ここから先は車が通行可能な道ということかと思いましたが、実際は、道幅こそ車一台分ありましたが、階段ありの普通の登山道、オフロード運転技術を相当に必要とする道でした。もちろん私が太刀打ちできるレベルのグラベルではありません。

ちょうど見頃の紅葉を楽しみながら、スタート地点の奥岳登山口へと下って行きました。登山口まで自転車で来ての安達太良山登山というのも、体力に自信あれば十分可能です。

土湯温泉で一泊し、翌日は磐梯吾妻スカイラインへと向かいました。自転車での挑戦の下見を兼ねてでもあります。福島市側からの上りは厳しい!と噂に聞いていましたが、ものすご〜く厳しい!!ということが、よくわかりました。行楽シーズンとあって車も多いです。「厳しい勾配+交通量(多)」という最も苦手なタイプのHCルートでした。途中で数台の自転車を追い越しましたが、皆さん脚がよく回っています、凄い!

9:43@つばくろ大橋。つばくろ谷の紅葉はまさに見頃、平日でも人では多く、駐車場待ちが発生していましたが、10分程で無事駐車。橋の上から福島の紅葉を堪能しました。

つばくろ谷から浄土平までの区間に、たくさんの撮影ポイントがあったのですが、駐車スペースが確保できずにスルー、自転車だったらな〜とため息が出ました。

紅葉の世界から殺伐とした浄土平に切り替わる付近も絶好の撮影ポイントでしたが、火山性ガスの危険があり駐車禁止区間。吾妻小富士からその全景を撮影することしかできませんでした。

10:20@浄土平。駐車場に車を停めて浄土平湿原を散策。一切経山からは噴煙が立ち昇っています。

前日の安達太良山登山の疲れが残っていましたが、吾妻小富士登山(階段で10分程ですが、、、)。直径500mの火口は大きさに圧倒されますが、前日の沼の平の地球的ではない景色の方が、インパクトが強かったです。しかし、火口壁からの福島盆地を一望する眺めは一級品でした。

2016年に撃沈した場所はこの辺りかなと思いながら、猪苗代へと下ります。福島側のヒルクライムと比べれば、猪苗代側の方が数段マイルドであり、走りやすいのですが、磐梯吾妻スカイラインに挑戦するのであれば、福島側からのアプローチの方が感動的(紅葉、浄土平へと景色の切り替わるインパクト)であり、おすすめです。

旅の〆に喜多方まで脚を伸ばし、ご当地ラーメンを堪能。モチモチの麺、程よく柔らかいチャーシュー、優しいスープ、美味しくいただきました。

磐梯山も紅葉のピーク

喜多方ラーメン@松食堂