紅葉の秩父往還、中津渓谷を行く
今週は、紅葉の赤を堪能してきましたが、スタートまでに紆余曲折がありました。
奥多摩に続き、秩父の紅葉を見物しようと、八丁峠から中津渓谷へ走る準備をしていましたが、最後の最後に道路状況を確認したところ、、、
ガッビ〜ン ( ̄◇ ̄;)!!
な、何が起こった?
と調べてみると、トンネル天井から岩が落ちて路上に散乱している写真がWebに掲載されていました。道は完全に閉ざされている訳ではない模様ですが、さすがに断念しました。それではと、名栗湖から有間峠、そして秩父と走ってみようと調べてみると、、、
ガッビ〜ン ( ̄◇ ̄;)!!
秩父は諦めました。こんな時は地元神奈川しかないと、一年ぶりに秦野峠に行くことにします。ブログのタイトルは「秦野峠から見る冠雪した富士山と紅葉の丹沢湖」なんて考えながら、念のために林道情報を調べると、、、
、、、、、 無言
どこも私を拒絶しているようです。
最終的に元の計画に戻り、今回は中津渓谷をメインに、秩父往還(栃本集落)と中津峡の先の勘兵衛の滝をプラスしたコースに落ち着きました。
しかし、障害は、これだけでは済みませんでした。当日、車に自転車を積み込もうとすると、後輪がパンクしています。早朝からパンク修理となりました。
今週は、出かけるな!と神様が言っているのでしょうか?
9:00@秩父市の隣の小鹿野町にある道の駅「両神」をスタートしました。この道の駅は、日帰り温泉「薬師の湯」が併設されています。
呪われた週末ですが、いい天気です。
まずは、県道37号線で国道140号線を目指します。チョコっと下って、ズズッと上って、ドンと下って、ん・・・ということは帰路が思いやられる展開です。ちなみに、本日のコース上には、食事の取れるところが何箇所かありますが、コンビニはありませんので行かれる際は注意ください。
9:17@三峰口付近で国道140号線に出ると道は上り基調になりますが、それほど厳しくありません。この辺りで既に紅葉は見頃です。140号線を彩甲斐街道と呼ぶだけあって、紅葉スポットが連続してありました。
最初の現れたのが、龍石神社の紅葉、思わず立ち止まりました。
続いて現れたのが、金蔵落しの渓流。肝心の渓谷は逆光で撮影できず残念。
三峯神社の表参道鳥居、徒歩で三峯神社へ行く際の起点です。徒歩といっても、ここから2時間以上の登山だそうです。
9:53@旧道との分岐点。今日は左の秩父往還、栃本方面に行きます。車両の70%が右の140号線方面へ進みましたので、ここからはグッと走りやすくなりました。
斜度はそれほどきつくありませんが、遥か上方に白いガードレールが見え、心理的な揺さぶりをかけてきます。
10:17@比較的あっさりと上りきって二瀬ダム(秩父湖)に出ました。ダムを背景とした写真は逆光のゴーストフレアで全滅です。かっこいいゴーストならともかく、ダメダメでした。
10:31@旧道が分岐します。右の栃本方面へ進みますが、ついに10%超区間の登場です。
10:37@ひと上りしたところに集落がありました。随分立派な家だなと思ったら、麻生加番所跡という史跡でした。この建物は、安政4年(1857年)に建てられたと説明文にありましたが、私として気になっていたのは、番所の屋根の上にちらっと見える白いガードレールでした。
幸いにも白いガードレールには向かわず、少しだけ緩やかな坂道で勘弁してもらえました。廃校となった小学校の木造校舎の横を通過すると、視界が開けてきます。
先ほど分岐した道が、遥か下に見えます。
11:03@栃本の集落に入りました。風情のある静かな山里でした。
11:20@栃本集落からダウンヒルして、国道140号線まで下ってきました。上に見えるガードレールが栃本方面への道、右から合流しているのが旧道の下の道です。
さて、本日の難所、大峰トンネル(2,200m)です。このトンネルを通過しなければならないなら、せめて下り坂になるようにしようとルートを設計しました。この場所で、しばらく佇み、秩父方向へはほとんど車が来ないことを確認して、ようやくトンネルに突入しました。トンネル内は明るく、路面も良好、かつ、下り坂なので、本来は気持ち良いはずですが、それどころではありません。とにかく長かったです。
ようやくトンネルを抜けると、紅葉のピークを迎えた奥秩父もみじ湖に出ました。
湖岸の県道210号線を遡上して行くと、秩父らしい岩稜のある景色が現れます。
たくさんのトンネルを通過し、いよいよ中津渓谷がスタートしました。ここからは、例によって各駅停車です。
一番紅葉が綺麗だったポイント。みなさん立ち止まっています。午前中に通過しないとここは日陰になってしまいます。
有名な女郎もみじは既に落葉していましたが、まだまだ、渓谷の紅葉は見事でした。
12:12@ふれあいの森への分岐点。右へ行けば八丁峠方面ですが、今日は直進です。この先のトンネルは、暗いし路面もボロボロでした。
12:33@ふれあいの森に到着。ここにはレストランもあります。ちょうど昼時ですので立ち寄ろうかと思いましたが、日が短いこともあり、先を急ぎました。
ふれあいの森を過ぎると道は一段と細くなりますが、いい感じです。
12:42@橋があり道が分岐している場所に出ました。勘兵衛の滝は左方向、直進する道は、この先からダートでした。
さすがとお腹が空いて、この橋のたもとで休憩し、おにぎりを2つ食べます。ポカポカして気持ちがいいのですが、、、
気になってしょうがありません、この先の道が、、、
橋の先の急坂は、15%にも見えるし、下手すると20%???
正解は、13%でした。距離も短かったので、なんとかこの急坂をクリアしました。そして、橋から5分ほどで勘兵衛の滝の駐車場に到着。トイレやベンチなども整備されていました。
13:08@例によってトレイルランシューズに履き替えて、滝を目指します。
渓流をダラダラ遡るのかと思いきや、景色は一気に変化しました。
木製の橋まで現れます。北精進ヶ滝のような雰囲気になってきました。
さらに、いくつも橋が出現。おまけに、山肌を水が流れ落ちています。予想外に面白いです、ココ。
そして、勘兵衛の滝。気負ってスタートした割には、10分で着いてしまいました。落差3mの小さな滝ですが、水量で存在を主張していました。
クリートが痛みますが、ビンディングシューズでも十分歩けるコースでした。この先も遊歩道が続いていましたが、黄色いテープが貼られていて通行止です。そこそこ満足したので、本日の探検はここで終了としました。
県道210号線を引き返しますが、14:00で谷間には日差しが届かなくなります。
14:31@滝沢ダムは超満水でした。
先週に続きループ橋を通過します。ここのダウンヒルは、横風を受けて怖かった。この橋、雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)という凄そうな名前です。
金蔵落しの渓流付近は、朝より色づきが進んだ感じで鮮やか、最後まで紅葉を楽しませてくれました。
15:40@県道37号線のアップダウンを頑張って、道の駅「両神」に無事帰着しました。
この後温泉に入り、安田屋小鹿野店に寄って元祖わらじカツ丼を注文、というかメニューはカツ丼のみです。相席の若者は、ペロっと難なく完食しましたが、私は、カツ2枚を食べきるのがやっとで、ご飯を大量に残してしまいました。でも、ソースカツは、絶妙の味付けで、また食べたくなる味でした。
走行距離:75.3km、獲得標高:1,062m、消費エネルギー:1,698kcal