紅葉狩りライド2021：中津峡、林道金山志賀坂線
軽い気持ちで訪れた入川森林軌道でしたが、衝撃的な紅葉シーンの連続で、頭の中が大混乱。メインディッシュは、中津峡の予定だったのに、いきなりメインを出されて、腹一杯食べてしまった気分です。中津峡の方がショボかったらどうする？なんて心配をしながらの後半戦です。
12:48@2.2kmと長〜い大峰トンネルを通過すると奥秩父もみじ湖の中津川大橋。そこから見える周囲の山はすっかり色づいていました。トンネルが連続する湖畔の道（県道210号線）を中津峡へ急ぎます。
13:00@道の勾配を感じるようになると中津峡区間がスタートします。ショボかったらという心配は杞憂でした。渓谷に最も光が届くベストのタイミング、山肌一面の紅葉は圧巻でした。
13:26@女郎もみじはピーク少し手前でしたが、周囲の紅葉とのバランスを考えるとほぼベストです。皆さん思い想いのアングルで写真を撮っていました。
13:40@当初計画では、この後、中津川林道を訪れるはずでしたが、午前中の入川林道と内容が被り面白くありません。r210は、林道金山志賀坂線を経由して国道299号線へ繋がっており、奥秩父周回ルートを描けるのですが、現在八丁峠（R299分岐～上落合橋区間）が通行止め。八丁峠の紅葉も有名ですが、何となく縁がありません。ならばこの際、通行止めポイントまで行ってみようと思い立ち、中津川出合から八丁峠方面へと進みました。
13:56@雁掛トンネル付近でようやく日差しが当たるようになりました。雁掛トンネルの抗口ところで、広域基幹林道上野大滝線（現在通行止め）の分岐を確認。この林道が通行可能であれば、群馬県上野村を巡る周回ルートも描けるのですが、これも当分無理のようです。
14:02@手掘り感が満載で、いかにも鉱山トンネルといった感じの雁掛トンネルを通過すると、結晶質石灰石の採掘・生産を行うニッチツ秩父事業所でした。鉱山の最盛期には、2,000人が生活していた集落も、現在では廃村となっており、道路沿いに廃屋が点在しています。このニッチツエリアを通過すると、道は林道金山志賀坂線となり、幅員が狭まります。
14:11@赤石橋でエネルギー補給の休憩としました。予習していないので、通行止めポイントである上落合橋までの残り距離が分かりません。Googleマップを立ち上げますが、アンテナ一本の電波状況では地図の表示も厳しく、情報は得られませんでした。
14:30@赤石橋から先は徐々に斜度がアップし、いつもの10分/kmのペースとなります。時折追い抜いて行く車やバイクが上落合橋でUターンして戻って来る時間が、徐々に短くなっているので、ゴールに近づいてはいるようです。しかし、追い抜いていく車の数と戻ってくる車の数が合わず、ひょっとして通行止めは解除された？などと妄想が湧いてきます。
14:40@中津川出合トンネルから1時間で通行止めポイントの上落合橋に到着。標高1,100mを超えていますが、ピークの八丁トンネルまでは、まだ距離2km、標高差100m程あります。上落合橋の袂の両神山登山口には駐車スペースがあり数台の車が停車していました。これで車の数が合わない理由が判明してスッキリ。それにしても、通行止め解除が待ち遠しいです。
15:08@帰路は20分程で中津峡まで戻ってきました。既に日差しはありませんが、落ち着いた色調の紅葉を楽しみながら下っていきます。
15:39@塩沢もみじ橋で右岸へ渡り、滝沢ダムを目指します。R140よりアップダウンが少なく、苦手のループ橋を回避できるので、この右岸の道を愛用しています。
入院で出遅れた紅葉狩りライドでしたが、入川渓谷、中津峡を巡る1日で、すっかり遅れを取り返しました。今年は台風の影響が少なかったことから、紅葉の出来が良い感じがします。次は何処へ？と迷います。
走行距離：97.4km、獲得標高：1,496m、消費エネルギー：2,219C
