Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

秋晴れの奥多摩周回100km、2,000m

2021.09.20

シルバーウィーク前半の三連休、どこの行楽地も人出が予想されます。いつもなら出かけるのを躊躇するのですが、久々の好天、台風一過の秋晴れの元でのライドを楽しみたいと、車載でプチ遠征を実施しました。ルートとしては、2016年に走った距離100km、獲得標高2,000mの奥多摩周回コース(武蔵五日市→甲武トンネル→田和峠→鶴峠→風張峠→武蔵五日市)を選択。5年前は、ラスボス風張峠への起点となる三頭橋に到着した時点で疲労困憊、奥多摩周遊道路HCで泣きが入った強烈な思い出があります。5年の修行の成果が試されます。

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奥多摩周遊道路から雲取山方面

武蔵五日市駅前のタイムズ駐車場で自転車を組み立てていると、車載のサイクリストが次々と到着。混雑を予想して、みなさん早めに行動を開始しているようです。

6:53@武蔵五日市駅をスタート。駅前は、早朝から妙に活気がありました。

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こんな青空の下でのライドは、実に久しぶりです。この日は、朝と昼の気温差が大きく、服装を秋モードとするか、夏モードでいくか、ギリギリまで悩みました。最終的に、夏日となる日中の快適さに照準を絞り、夏モードを選択しましたが、スタート時点での気温は16℃。秋川沿いの檜原街道にはまだ日差しが届かず、冷蔵庫状態です。冷えた空気をグッと堪えて進みます。

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8:07@上川乗を通過、県道33号線(上野原あきる野線)を上野原方面へ向かいます。車とバイクの八割は数馬方面へと流れて行くので、うるさいバイクのエンジン音から解放され、ストレスが大幅に軽減されます。甲武トンネルまで日陰区間が続きますが、平均勾配7%のヒルクライムですので、もう寒くはありません。

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8:31@ピークには、栗坂、甲武の2つのトンネル。トンネル出口の標識を見て、山梨側の路面状況があまり良くなかった事を思い出しましたが、5年前に酷かった区間も既に綺麗に整備されており、スムーズにダウンヒル

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栗坂トンネル

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甲武トンネル

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棡原へのダウンヒル途中にある東家のところからは富士山が望めるのですが、雑草が繁茂し視界を遮っていました。ベンチの上に立ち上がり辛うじて構図を確保して撮影。ここで休憩していたローディと「今日はどこまで?」談義をすると、同じ奥多摩周回ルートの予定でした。棡原から先は、東の和田峠、西の鶴峠の二択なので確率二分の一です。

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棡原地区まで下って来ると、雲ひとつ無い青空で日差したっぷり。夏モードの服装で大正解です。

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8:55@新山王橋から県道18号(上野原丹波山線)で、小菅村を目指します。

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期間限定なので、うっかりすると見過ごしてしまう彼岸花。今年も無事に拝めました。

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鶴川に沿って点在する集落をいくつか過ぎると、田和峠へのヒルクライムが始まります。勾配11%の標識が田和峠のランドマークです。

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9:48@田和峠。集落の中にピークがある珍しい峠です。峠を越え、西原地区へ下ります。

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9:54@羽置の里びりゅう館でエネルギー補給。コロナの影響で、食事提供を行っていない場合がありますが、屋外にベンチやテーブルがあり、腰を下ろして休めます。トイレは館内なので、オープンしていないと利用できない可能性があります。

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10:18@鶴川と並走する気持ちのいいストレート区間を通過し、西原地区から長作地区へは山越に入ります。

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10:38@小菅村長作地区。道路沿いにコスモスが咲いていたので撮影にチャレンジ。ピントが雄蕊ではなく花びらに合ってしまったコスモスですが、背景がいい感じにボケてくれたので採用。

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長作集落を過ぎると鶴峠へのヒルクライムが始まります。平均勾配8%の上りが、2km弱続きます。体感的には10%をひたすら上り続ける感じで、距離も2km以上に感じます。電柱が2本あるコーナーが見えると残りわずかです。

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11:02@鶴峠。相模川水系多摩川水系分水嶺です。

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急勾配のダウンヒルですが、眺めもいいので、超特急でドピューンと下ってしまうのは勿体ない。

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11:20@鶴峠の疲れを感じながら、道の駅「小菅」へ向けて上り返します。駐車場は満車の人出ですが、観光客側にもコロナの行動様式が染み付いているのか、どことなく静かです。売店で天ぷらうどん(500円)を購入して塩分補給。半分食べたところで写真を撮るのを忘れたことに気づきます。天ぷらといっても玉葱の天ぷらでしたが、すごく甘味があって美味しくいただきました。

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12:03@ラスボス風張峠を目指し、国道139号線を奥多摩へと向かいます。地図を眺めていると、丹波山方向へ進み、さらに西へと伸びる県道508号(大菩薩峠線)が気になります。県道終点から大菩薩峠まで歩けます。

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12:23@三頭橋から奥多摩周遊道路にイン。序盤は緩い上り区間です。

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12:41@最後の信号機(山のふるさと村交差点)から平均勾配6%程度のヒルクライムがスタート。5年前は、この程度の勾配でも泣きが入りましたが、今回は脚に余力があり、負担の無いギアを選択してクルクル上って行くことができました。警察車両が巡回していて暴走バイクと暴走車両はほとんどなく、助かりました。

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13:28@月夜見第一駐車場。この時間でも雲取山方面まで見通せます。

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13:55@風張峠に到着。本日の上りパート終了です。誰もいない駐車場でまったりと休憩してから、武蔵五日市へ一気に駆け下ります。途中で何箇所かある登り返し区間で、脚が本日終了となっていることに気がつきました。5年間で少しは強くなりましたが、獲得標高3,000mは遥か遠くの目標です。

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走行距離:102.8km、獲得標高:1,896m?、消費エネルギー:2,032C

最近、ガーミンのログの獲得標高が少なめな気がします。STRAVAでルート作成した獲得標高2,285mあたりが正解に近い気がします。