伊勢原林道巡り
緊急事態宣言が発令されて在宅勤務がスタートしております。いざ在宅勤務を行ってみると、朝、パソコンの前に座ったきり、ほとんど動きません。会議すらパソコンの画面に向かって行うのですからエネルギー消費が極小となります。これはまずいです。在宅勤務が終了した時点で、肥満による別の病気を発症しそうです。運動不足解消が必須です。そこで、通勤が不要となって生じた時間で近所を1時間ほどサイクリングする毎日です。
週末のサイクリングも、外出自粛の効果を確保しなければなりません。人との接触を最小限にすることがポイントなので「ソロライド&自走」の制約を課しています。私の場合、いつもボッチライドですので、輪行NGがいつもとの違いです。自ずと目的地は神奈川県内となり、4月最初の週末は、伊勢原の林道をはしごしてきました。
7:15@境川CRの桜並木。すでにピークは過ぎて散り始めています。コロナ騒ぎで今年はなんとなく桜はいいやという気分でしたが、今年も拝むことができました。
8:49@伊勢原運動公園の桜。境川から距離にして20kmほどですが、こちらはちょうど満開でした。
宮ヶ瀬へ向かう県道64号線を離れ、七沢温泉を目指します。
七沢温泉を過ぎると、本日1つ目の薬師林道です。林道というよりも七沢温泉から日向薬師への抜け道といった感じです。そこそこ交通量があります。実に4年ぶりで、前回の記憶があまり残っていなかったのですが、途中にあった展望台を見て、記憶が少し蘇りました。以前訪れた際は廃墟のようになっていたのが、整備され綺麗になっています。この付近のハイキングルートとして整備されているようです。
予想外の斜度10%に苦戦しましたが、ひとしきり上り切ると、鮮やかな新緑に出迎えられました。やっぱり山はいいな〜!
9:30@ピークを越え、下ったところにあるのが日向薬師。奈良時代に僧行基によって開創されたと伝えられるお寺で、日本三薬師の一つだそうです。前回は、平成の大修理が行われていて工事中だったので、今回が初参拝となります。いつものように、今日のライドの無事を祈願します。
9:53@次の日向林道を目指しますが、この移動区間が難所です。日向川に沿って日向キャンプ場まで1kmほどのヒルクライムとなりますが、写真の16%標識から先は、基本斜度10%超、15%オーバーが随所に出現します。初めてここにチャレンジした時は、あまりの辛さに日向林道まで辿り着けず、降参撤退しました。当時、ヤビツ制覇で調子に乗っていた私にヒルクライムの厳しさを教えてくれた思い出の場所です。その後、修行を積んでリベンジしたのですが、途中で一息入れなければ、この区間を突破できませんでした。
10:06@青息吐息で日向林道ゲートに到達。34Tという飛び道具を使用して、ようやく難関突破です。ゲート手前には水場があり、この日も水を汲みにきている人がいました。
ゲートの先は普通の山道(斜度10%以下)、新緑の中を気持ちよく上って行きます。
ピークは分岐しています。日向林道は、道なりに右方向へと続いていますが、1kmほど先で行止りです。左の簡易ゲートの先は仁ヶ久保林道です。仁ヶ久保林道を下って、大山旧道を目指します。
仁ヶ久保林道は、斜度10%超区間が連続するタフな林道ですが、路面状態は非常に良好です。したがって、ダウンヒルは超快適!なのですが、山仕事の方の車両の通行があります。調子に乗ってスピードを出し過ぎることのないよう注意してください。
途中に厚木、海老名方面を見渡せるビューポイントがあります。薬師林道の展望台よりもここの方が眺めは良いです。
10:50@2つのゲートを越えると大山旧道。右に曲がって、次の浅間山林道へ。人影はほとんどありません。
11:02@清水屋さんの駐車場の奥から浅間山林道に入ります。2台ほど車とすれ違いましたが、この林道も適度な斜度で気持良くヒルクライムを楽しめました。
11:24@浅間山林道と阿夫利林道の分岐。どちらに行こうか思案します。
案3は、自宅まで帰る体力が残りません。輪行もできず却下。結局、本日の林道走行数を+1するために、案2を選択しました。
何度も走っている林道なので、斜度の厳しいところが分かっています。少し疲れてきましたが、万全のペース配分で11:54@大山寺に到着。紅葉のときは大混雑の境内も、この日は数組の人影があるだけでした。
この日のライド、人との接点は、エネルギー補給に立ち寄ったコンビニのレジのみです。食料を持参すれば、これもカットできるのですが、荷物が増えるのが難点です。
久しぶりの林道走行でしたが、マイペースで走れる道はやはり楽しく、心身ともにリフレッシュされます。新緑の中、各地を走り回りたいところですが、現在の状況が沈静化するまで我慢、我慢です。
走行距離:115.8km、獲得標高:1,346m、消費エネルギー:2,367C