Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

東京湾一周(時計廻り)

日曜日(1月10日)は、暖かく風も弱そうです。第一に伊豆方面を考えましたが、渋滞にはまりそうなので却下。以前からやってみようと思っていた東京湾一周を決行することにしました。気象条件も良いし、ボロボロになっても月曜日が休みなので、チャンスを活かすことにしました。

迷ったのは、コースを時計廻りとするか、反時計廻りとするかです。ポイントはフェリーの時間で、時計回りの場合、金谷発19:20が最終というタイムリミットがあります。反時計回りの場合、フェリーの心配はありませんが、疲れた後半戦が都心部となるため交通事情が気になります。結局、休憩込みで50km3時間というペースで走れば、フェリーはなんとかなりそうですので、時計回りのコースを選択しました。

早朝の寒さに対応するため、インナーを2枚重ね着します。途中で挫けることも想定し、輪行の準備をして5:45にスタート。山下公園、みなとみらい、横浜中央卸売市場と通過し、国道15号線を東京へ向かいます。鶴見川を越える辺りで空は白み始め、多摩川で日が昇ります。足先、手先が少し寒かったものの、先週程のダメージは無くこの区間を走れましたが、ペースは今ひとつです。

7:45に銀座を通過。銀座通りは、信号機2つごとにストップとなります。

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日本橋で右折して、8:05に永代橋。それにしても信号ストップが多過ぎです。

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清砂大橋で荒川を越え、葛西橋付近のコンビニで最初の休憩です。ホットドックとおにぎりを補給します。ここまで47km、都心部での信号ストップの影響は大きく、目標の3時間を少しオーバーのペースです。だいぶ暖かくなって来たので、ここでインナーを一枚脱いで、9:00に再スタートします。

葛西橋で旧江戸川を越え、浦安から国道357号線に入りますが、路面はボロボロで、横を車がビュンビュン走り過ぎます。おまけに江戸川を越えたところで自転車進入禁止の標識が現れます。歩道もありません。どこか幹線道路に出れば、案内板があるだろうと適当に走りますが、なかなか幹線道路に出ません。結局、原木中山駅のほうに大きく迂回して、357号線に戻れました。

船橋酷道357に別れを告げ、県道15号線に入ります。この道は良かったです。神奈川で言えば134号線の感じですが、路面が整備されており、路側帯がしっかり取られていて、心地よく走れます。今回のコースでベストの部分でした。

10:28、稲毛海浜公園の検見川浜でトイレ休憩。普段三浦半島を走っていると、対岸の千葉県がすぐそこに見えますが、ここからの見る東京湾は、広さを感じ新鮮でした。計画外で立ち寄りましたが、今回のベストビューです。葛西のコンビニで買っておいたゼリードリンク(明治の「速攻元気」がお気に入り)を補給して出発しましたが、この後のことを考えるとよいタイミングでの補給でした。

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快適だった15号線に別れを告げ、国道14号線を走り、千葉市街を抜けるといよいよ国道16号線に入ります。事前に調べた自転車ブログでも、この区間の単調さが書かれていて覚悟していましたが、その通りでした。注意力散漫となりそうですが、工業地帯の貫く道のため路面が荒れていて、気を抜くと落車しそうです。そろそろ昼食休憩の時間なのですが、道沿いにお店などはありません。姉ケ崎を過ぎ、長浦まで行ったところでようやくセブンが現れ、バナナとカップヌードルで昼食です。体が塩分を要求していたのでしょうか、超久しぶりにカップヌードルの汁まで完食しました。

ここまでで104km、時刻は12:30で計画よりやや遅れ気味です。挽回せねばと走り出しますが、休憩前のスピードが出ません。気分転換に16号線を離れ、袖ヶ浦、木更津は、県道270号線を走りました。市街地を走りますので、少し刺激がありましたが、10kmほどで再び16号線に合流します。このあとの君津で風景は再び工業地帯となります。走っても走っても右側は新日鉄で、嫌になって来ます。君津大橋を渡り、ようやく新日鉄に別れを告げると、こんどは殺風景な一本道で、信号機すらありません。軽い向い風でスピードも出ず、この区間が精神的に最も厳しかったです。あんなに煩わしかった信号機が恋しくなりました。

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14:15にようやく富津岬に到着。ここまで134kmです。展望台は2年前に来たときに登ったということでパスし、持参した羊羹を補給します。

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富津岬〜金谷間は、今回の唯一アップダウンがある区間です。羊羹だけでは少し不安だったので、コンビニでレッドブルと餡饅を追加補給して、まずは佐貫へ向かいます。風景はすっかり山里です。東京観音の下を抜け、佐貫から国道127号線に入ります。富津館山道路の富津中央IC付近が、今回の最高地点91mでしたが、思った程は苦労せずにクリア。あとは海岸線を小さいアップダウンを繰り返しながら金谷へと進みます。竹岡を過ぎたあたりで、金谷へ向かうフェリーが見え、あれに乗るぞと最後の頑張りで走ります。連休ですので金谷付近で渋滞するのではと心配していましたが、さすが1月では観光客も少ないのか渋滞は全く無く、16:00にフェリーとほぼ同時に金谷に到着。自宅から162kmでした。

切符を買うとすぐに乗船開始。座席に落ち着くとちょうど夕日が沈む時間でした。

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久里浜からのラスト30kmに備えて、フェリー内で評判のカレーパンを食べてみましたが、私には今ひとつの味(疲れた体には物足りない)でした。フェリーの40分間はほとんど意識が無く、「もうすぐ到着」の話し声で気がつきます。インナーを再び着用し下船すると、気温がぐっと下がっていました。房総半島遠征で何度かこのフェリーを利用していますが、この40分間でかなり疲労が回復します。今回も久里浜から順調に16号線を北上できましたが、磯子付近で疲れが溢れ出して来て、脚が廻らなくなりました。最後はのんびり走行で19:10に自宅に無事到着です。

途中でサイコンのバッテリが切れそうになり、ログを保存したので正確ではありませんが、走行距離はトータル198kmあたりのようです。峠の100kmのほうが体には厳しい感じがしますが、充分疲れて21:00には就寝しました。