Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

2020-紅葉狩りライド:奥只見樹海ライン(奥会津編)

朝5:30に起床。窓越しに見える空の色は水色です。苦労した甲斐がありました。疲れはありますが、体に痛みはなくホッ。まずはストレッチです。

七入山荘は、登山客が利用する宿なので朝食が6:00から提供されます。これは早朝に旅立ちたいサイクリストにも好都合。荷造りをして6:10に食堂へ行くと、何と私が一番最後、皆さん既に出立されたと聞いてビックリしました。私は、自販機すらない80kmの行程に備えて、たっぷりとエネルギー補給です。

6:46@七入山荘を出発。宿のご主人が、”今朝は霜が降りた”と言っていたので、気温は0℃付近です。ウォームアップなしで斜度8%のヒルクライムが始まりましたが、体を温めるために大歓迎です。早朝にもかかわらず、一定間隔で車の通りがあります。地元車両に混じる他県ナンバーは、登山目的でしょうか。

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平均斜度6%の登りですが、実際は、10%区間と5%区間の繰り返しで標高を稼いで行きます。ますます色づきを深めて行く紅葉、次のコーナーの先には何があるのか?とワクワクしながら進みます。

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標高1,300m付近まで登ると、頭上が開け朝日を浴びた山が輝きます。

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桧枝岐方面を見下ろせるポイント。谷底はまだ薄暗く寒そうです。

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標高1,500m付近に広がるブナ平は既に落葉していました。ここの黄葉を堪能するためには、10日早く訪れる必要がありますかね。

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8:05@ひっそりとした御池駐車場に到着。昨日とは対照的な秋の青空です。沼山峠行きの始発バス(8:30発)がポツンとスタンバイしている光景は、特殊な今年だからでしょうか。ここでトイレを済ませ、軽くエネルギー補給して出発。

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8:15@樹海ラインの最高到達地点(標高1,540m付近)を通過。ここから奥只見湖(標高800m付近)までのダウンヒル区間は手足の指先が痺れる真冬の寒さでしたが、アンビリーバブルな景色が展開されます。

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まずは、燧ヶ岳の麓を通過。

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木立の隙間から見える冠雪した平ヶ岳

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そして黄葉最盛期の森へダイブ。過去に経験したことのない非日常的な、濃密な色彩の世界です。

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色彩の森を抜けると現れた赤茶色の巨壁。圧倒的なスケールで進路に立ちはだかります。何が紅葉するとこの色になるのでしょうか?

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樹海ラインでおそらく唯一の飲食店「山ん中」の前を通過すると只見川が見えてきます。日当たりの良い川べりの紅葉は一段と鮮やかでした。

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9:07@福島、新潟の県境となる金泉橋に到達。いよいよ新潟県に突入、奥只見湖を目指します。

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 写真の数が余りに多くなってしまったので、ここで分割、[奥只見編]へ続きます。