Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

甘利山から林道を巡って石空渓谷へ<トレッキング編>

ここへ至る道のりは、

saetta0404.hatenablog.com

を参照ください。

精進ヶ滝(しょうじがたき)駐車場には、車が4、5台。人影はほとんどありません。14:23@自転車を吊り橋のたもとにロックしてトレッキング開始です。ちなみに、足元はトレイルラン用シューズに履き替えています。

f:id:saetta0404:20170719190735j:plain

吊り橋は苦手なのですが、この橋はそれほど揺れず助かりました。

f:id:saetta0404:20170719190820j:plain

下を流れる石空(いしうろと)川には立派な砂防堰堤があります。

f:id:saetta0404:20170719190839j:plain

そしてずずっと視線を上げると山の中腹に 廃道界のスター 地蔵大橋 がはっきり見えました。かつては御座石林道の終点モジリ峠からあの橋へ至る林道があったそうですが、崖崩れのため現在は廃道となっています。ググってみると廃道を辿って地蔵大橋を訪れた探検記がヒットします。あの橋の先には、精進ヶ滝を間近に観ることのできるポイントがあるとのことで、ちょっとソソらえます。

f:id:saetta0404:20170719190854j:plain

橋を渡ると滝まで40分の標識がお出迎え。疲れた脚に40分は微妙な距離です。

f:id:saetta0404:20170719190916j:plain

序盤は、苔むした原生林の中の遊歩道を進みます。途中にフォッサマグナと書かれた分岐がありましたが、今回はパスしました。

f:id:saetta0404:20170719190934j:plain

14:38@河原に降りて少し歩くと、いきなり滝が現れました。一の滝です。水量豊かで立派な滝です。滝の上のアーチ状の橋もなかなかインパクトがあります。橋の奥に見えるのは二の滝です。

f:id:saetta0404:20170719190955j:plain

アーチ状の橋へは、滝の横の錆びた階段を利用します。

f:id:saetta0404:20170719191040j:plain

落石があったのでしょうか?橋の床面がボコッと大きく凹んでいます。そして対岸の斜面には茶色い梯子状のものが見えます。

f:id:saetta0404:20170719191139j:plain

橋の上から二の滝を鑑賞。周囲には誰もいませんので、好き勝手に立ち止まれます。

f:id:saetta0404:20170719191229j:plain

そして先ほど見えた梯子と言うか、階段と言うか、兎に角よじ登ります。登りはなんとかなるとして、帰りが心配です。

f:id:saetta0404:20170719191108j:plain

三の滝には階段状の吊り橋、こんなの初めてです。私一人だったのでそんなに揺れませんでしたが、複数人が同時に渡るとかなり揺れそうです。

f:id:saetta0404:20170719191313j:plain

一連のフィールドアスレチックをクリアすると、これぞ渓谷という風景が出現します。癒しの空間です。流れに手を入れてみると程よい冷たさ、口に含むと角のない丸い優しい水でした。

f:id:saetta0404:20170719191353j:plain

巨岩地帯を通過します。

f:id:saetta0404:20170719191424j:plain

道は、河原を歩いたり、斜面を巻いたり、岩をよじ登ったりと、遊歩道というより登山道です。時々、ルートを見失いそうになり、木に巻きつけられた赤いリボンや、岩にペイントされた矢印を探しながら進みます。次の写真のポイントも、

道はどこだ?

と10秒くらい立ち止まりました。

f:id:saetta0404:20170719191445j:plain

15:07@ついに滝見台に到着。一言、

 

 

すっげ〜!!!

 

 

f:id:saetta0404:20170719191549j:plain

一の滝、二の滝、三の滝で「もうお腹いっぱい」と思っていたのですが、大御所「精進ヶ滝」は別次元でした。こんな滝を隠していたとは、恐るべし山梨県です。

f:id:saetta0404:20170720224105j:plain

案内板によると、奥が北精進ヶ滝、手前が九段の滝とのことです。

f:id:saetta0404:20170719191627j:plain

f:id:saetta0404:20170719191654j:plain

滝見台にはベンチがあり、ひとり滝を眺めて一服しました。今日一日の苦労が吹っ飛びます。15分ほどこの景色に浸り、満たされて帰路につきました。

遅い時間となったこともあり、滝見台往復ですれ違ったのは往路二人、復路三人の五人だけでした。観光バスのような大型車は侵入できない所ですので、当面は静けさが保たれそうです。秋の紅葉シーズンに精進林道側からアプローチして精進ヶ滝を訪問、御座石林道まで登って地蔵大橋を探検するというコースも面白いかもしれません。