甘利山から林道を巡って石空川渓谷へ 2020(後編)
ようやくRide with GPSの使い方がわかって来たので、まずはルート図をアップしておきます。スタート/ゴールが、韮崎中央公園です。
今回のルートの後半戦は、10kmに及ぶダウンヒルから始まります。
12:33@市営小字沢林道の起点付近にある沢なので、これが小字沢でしょう。ここも水量豊富です。
12:43@県営小字沢林道と小武川林道の分岐点を通過。甘利山から500mのDHです。県営小字沢林道は、雨の影響で路面に流出物が散乱しているので慎重に下りました。
12:47@鳳凰三山の登山口となる青木鉱泉(左方向)への分岐です。いつか鳳凰三山に登って見たいところです。ここは、右方向へ進路をとります。
12:51@小武川の様子も3年前とは違います。この数年の豪雨の影響で河原を含めた川幅が広がっています。
12:53@市営林道御座石線の起点、標高900mまで下ってきました。ここから再び斜度10%の上り区間です。ヘルメットをリュックに括り付けてオーバーヒート対策、焦らずゆっくり上ります。
13:03@4年前は、この危ない橋を渡ったところから未舗装路となりました。グラベルロード導入を真剣に考え始めた思い出の場所ですが、今回は、綺麗に舗装されていました。
全区間舗装とはいかず、途中からは未舗装路となりました。10%超の未舗装路です。100m程抵抗しましたがギブアップです。御座石鉱泉まで今回も押して登ります。グラベルロードでも無理なものは無理なのです。
13:18@御座石鉱泉の100m手前が県営御座石林道の起点。舗装路が復活します。右折して本日最後の山越えを開始します。この区間は斜度10%以内のはずです。
13:37@尾根筋に到達。斜度10%以内とはいえ、疲労が蓄積した体には辛かったです。この地点から甲斐駒ケ岳の姿を確認することができたのが今回の発見でした。
13:51@ピークがモジリ峠。廃道となった地蔵大橋への起点がここにあるのですが、そのゲートは、木々と草叢に隠れ、微かに見えるだけとなっていました。ここで休憩、最後のおにぎりでエネルギーを補給します。夏場のライドは、塩分補給が重要です。おにぎりの塩気が体に染み渡ります。
ガードレールにもたれて休んでいると、ヒラヒラと青い蝶が飛んで来ました。アサギマダラです。今年も出会うことができました。
精進ヶ滝駐車場へのDHの途中にも未舗装区間がありますが、ここは安定した路面で問題なく通過できました。
14:23@精進ヶ滝駐車場から徒歩で滝を目指します。駐車場には、車は一台だけでした。石空川を吊り橋で渡河、ルートタイム40分のトレッキングですが、歩き始めると脚が重く先行き不安です。
14:35@薄暗い森林ゾーンを通過し、いよいよ滝ゾーンに到着。水が多いであろうことは予測していましたが、滝を流れ落ちる水流は暴力的で恐怖を感じました。この先は、フィールドアスレチックのような区間です。無事辿り着けるか心配になってきます。
三の滝からは、沢筋を辿っていくのですが、石の上を歩かねばならない場所が多数あります。その石が濡れていて超スリッピーです。愛用のシマノのMT3(スニーカタイプのSPDシューズ)は、ちょっとした登山は十分こなせますが、流石にこの条件では滑りやすくて役不足でした。こんな場所で転倒すると骨折しかねません。手も使って三点確保で慎重に進みましたが、やはり滑って左足が小さな流れにドボン。ヤレヤレです。
15:01@滝見台に到着。今回もこの景色を独り占めでした。それにしてもかなり疲れました。ベンチで休憩です。
15:50@駐車場に帰還。林道までの上り坂が体に堪えます。ここで飲料水が底をつきます。普段なら石空川の水を補給すれば事足りるのですが、雨が降り続いた影響で濁りがあり利用できません。下界まで我慢です。
16:09@最後のピーク見返峠(標高1,057m)を通過。ここから先は下り区間、ホットしますが、精進ヶ滝林道の路面はかなり痛んでいて至る所に穴が空いていました。その穴を補修するために砂利が投入されたようですが、車両の通行でその砂利が路面に散乱しています。自転車には要注意区間でした。
16:17@DHの途中に甲斐駒ケ岳が見える場所がありました。あの山の向こう側は、伊那です。伊那からはどんな景色が見えるのでしょうか?行ってみたい場所の増殖が止まりません。
16:35@下界に復帰。美しい田園地帯を気持ちよくダウンヒルしていきます。途中の自動販売機で購入した缶コーヒーは、かつてない美味でした。
16:57@斜度10%、河岸段丘ヒルクライム。左側は切り立つ崖です。この道をどうやって切り開いたのでしょうか?
最後はトンネルを通過します。トンネル内も上り坂です。
河岸段丘の上からは今日一番の八ヶ岳。最高のエンディングです。
17:15@韮崎中央公園に帰着。走って、歩いての充実した1日でした。
いつものように「ゆーぷる韮崎」で汗を流して帰路につきます。お土産に果物を入手する予定でしたが、既に地元物産販売所はクローズ、やむなく信玄餅を購入。直前まで天候が安定しなかったことで、日曜日にも関わらず中央高速は渋滞なし、スムーズに帰宅することができました。
走行距離:59.4km、獲得標高:1,655m、消費エネルギー:2,002C