Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

強風の西伊豆海岸線で一年ぶんの富士山を見て来ました。

最強寒波にビビって先週見送った西伊豆へ行ってきました。沼津から海岸線を土肥まで走り、土肥峠を超えて修善寺を目指します。標高差200m程度のヒルクライム3つと標高差500mを1つというコースです。

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伊豆遠征時の定番となった大船発6:02の東海道線沼津行きへ乗り込みました。この電車、チャリダー御用達で最前部車両の運転手席後ろのスペースはいつも混んでいます。このため大船からの乗車では、自転車の置き場に苦労したり、終点沼津まで立ちっぱなし覚悟となります。そこで今回は、グリーン車利用という奥の手を使い、楽をさせて貰いました。

6:51@根府川駅で日の出です。

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7:24@沼津に到着。自転車を組み立て、7:54@沼津駅を出発しました。天気予報では、この時間帯は、南西の風1m/sのはずが、既に5m/sはある感じです。気温も高く、それほど寒くありません。(ガーミンの記録は7℃でした。)

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まずは、本日の富士山をチェック。

素晴らしい!!

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8:35@淡島を通過。アレレ、雲がかかり始めています。気温が高いのでこのまま雲に隠れてしまいそうです。それにしても風が強い。内浦湾に白波が立っています。

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達磨山方面はというと、大きな雲が、、、

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県道17号線は、富士山に見惚れてストップしがちです。真城峠へ行った際にここは一度走っているのだから、この一枚で終わりにしよう!と自分に言い聞かせます。

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誰だ!こんなところにヨットを泊めたのは!!

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9:53@大瀬崎展望台に到着。向かい風と三津のコンビニで補給食調達したことを考慮しても、25kmで2時間はかかりすぎです。

達磨山の上にあった雲に太陽光が遮られ、大瀬崎が黒く沈んでしまい、写真の写りが、今ひとつです。

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大瀬崎から本格的な上りがスタート。少し上った道端からの眺めの方がGoodでした。

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地味な上り坂が続きます。

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と、振り返ると全然地味ではありませんでした。

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10:19@割とあっけなく井田トンネルに到着。

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トンネルを抜けるとダウンヒルとなり、井田の海岸線と明神池が見えてきました。風が強いので速度をセーブして慎重に下ります。

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井田の集落への分岐を過ぎると再び上りです。井田トンネル通過後の路面は整備されていて快適でした。

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10:37@煌めきの丘に到着。観光地とは言え、ネーミングはいささか疑問です。

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断崖絶壁と富士山という絶景構図なのですが、光量不足と富士山には雲と残念な景色になってしまいました。

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入り組んだ地形の山肌を強風と戦いながら3kmほど進み、10:58@出逢い岬に到着。もうネーミングのことは言いません。

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出逢い岬からは駿河湾越しの富士山を見ることができます。なかなか雄大な景色です。

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岬の反対側は戸田湾です。

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11:32@少し早いですが戸田で昼食としました。食事処の事前調査していなかったので、どのお店にするか迷います。そんな時、「深海魚入荷しました」というさかなや魚清の手書き看板が目に止まり、思い切って入ってみました。店内には先客が三組いたので、ハズレではなさそうです。

焼き魚定食1,600円を注文。出来上がるまで、生簀の高足ガニを眺めなて待ちました。

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今日のお魚は深海魚のカサゴ、サイズが小さいとのことで2匹。一般人の感覚ではとても小ぶりには見えず、こんなに食べ切れるのか?と不安になりましたが、味は絶品、ペロリと完食しました。脂の乗った白身の魚で、パリッと焼けた皮も美味しかったです。

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12:03、昼食を終えて外に出ると日差しが戻っていました。

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戸田で本日のコースの中間点、予定より1時間遅れています。先を急がねばと思うのですが、富士山が引き止めます。強風が雲を吹き飛ばし、富士山は一段とくっきりしてきました。

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土肥への道は海岸線の崖沿いの道、広〜い太平洋がダイレクトに目に飛び込んできます。三浦半島では伊豆半島と房総半島が視野に入るので経験できない光景です。その分、風も容赦無く吹き付けてきますが。

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12:54@碧(あお)の丘の展望台。

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眼下に見えたのは、断崖絶壁の海岸線でした。

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碧の丘から土肥へのダウンヒルがスタート。

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小土肥の集落が見えてきましたが、風がさらに強まってきます。

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海岸線は凶暴な風が吹き荒れていました。海は大荒れです。

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小土肥からの1kmほどの平坦区間は、風に翻弄されて大苦戦。13:32@なんとか土肥の街に到着しました。

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ひと息入れて、13:41@土肥峠へ向けて出発。土肥が戸田より大きな街であることを、ここ迄来て初めて知りました。

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西伊豆バイパス(国道136号線)を北上します。伊豆の幹線道路ですので交通量がアップ。北上する分には追い風で問題がなかったのですが、道はこの先で向きを変え、南向きに山の斜面を登り始めました。

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国道は斜度10%以内で建設するルールと思っていたのですが、西伊豆バイパスの土肥区間はそれに該当しません。山肌に沿って建設されていた昔の道を高架橋とトンネルを導入して改造中ですが、西伊豆バイパスの高架橋の斜度はおかしいです。1番目、2番目の高架橋は斜度10%超で、ガーミンが一瞬17%を表示。写真(橋を通過後、振り返って撮影)は一番斜度が緩かった3番目の高架橋ですが、それでも10%はありました。

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14:19@西伊豆バイパスと強風で疲弊してきたところに、突如としてドライブイン「グリーンヒル土肥」が登場します。ちょうどいいので一休みしました。

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びわアイスが名物のようでしたが、冬場にアイスを食べたいとは思わないので、垂れ幕で宣伝していた君だけプリンをオーダーして見ました。普通に美味しいなめらかプリンでしたが、この牛乳瓶を模した容器では食べにくいこと甚だしく、減点です。

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14:32@グリーンヒル土肥」から少し登ると旧道との分岐です。このポイントは事前調査済み、迷わず左折しました。

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ようやく静かな山道となりました。路面も良好です。

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出だしこそ7%くらいの上りでしたが、いつしか5%以下の緩い上りとなります。同時にあれだけ吹き荒れていた風が、ピタリとなくなりました。斜度が緩くなる分、延々と登るのですが、私向きのコースです。

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15:22@土肥峠に到着。西伊豆スカイラインの船原峠と交差しています。13:00に土肥峠に到着すれば、西伊豆スカイラインへ行くつもりでしたが、相変わらずの鈍足ぶりです。風が峠を凄い音を立て吹き抜けていきます。今日の西伊豆スカイラインは、走行可能だったのでしょうか?

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土肥峠から一気にダウンヒルして16:11@修善寺駅に到着。強風のため駅のシャッターも半分閉じられていました。

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JR直通運転となる特急踊り子号は15:39発が最終です。選択の余地はなく、三島、熱海乗り換え各駅停車の旅となりました。三島、熱海のホームは風が吹き抜け、凍えて泣きそうでした。

走行距離:87.7km、獲得標高:1,491m、消費エネルギー:2,560kcal

 

最後にちょっとお知らせです。予てから懸案であった膵臓の手術を決行することになりました。このため、このブログはしばらくお休みします。昨年の胃の内視鏡手術は、2週間で復帰できましたが、今回はもう少し時間がかかるでしょう。GWあたりで完全復活できればと考えています。