2018-紅葉狩りライド:檜原都民の森ブナの路で三頭山へ
今年は、積極的に紅葉狩りライドに展開しようと、行くべきところ、行って見たいところをリストアップしていました。本来であれば今週は、その第二弾のはずだったのですが、先週の谷川岳&奥利根ゆけむり街道で超満腹となってしまいました。同じような景色を見ても、感動が薄い気がします。仏料理から和食か中華に献立を変えることが必要とは、我ながら贅沢な悩みです。
そもそも今年の紅葉狩りツアーは、"尾瀬ブナ平の黄葉&奥只見湖"からスタートする計画だったのですが、R352の通行止めで実現できていません。そうです! ブナの黄葉を見たかったのです。その根本に立ち返り、ブナ林はどこにあるのか?と調べたところ、「新緑輝く「森のダム」の絶景 散策したいブナ林10選」という記事を発見しました。何とこの中の第4位が、奥多摩の三頭山!。都民の森の奥にある三頭山です。灯台下暗しでした。ということで、今週は少し目先を変え、ブナの黄葉求めてライド&登山を行うことにしました。
6:25@武蔵五日市駅前のタイムズ駐車場をスタート。日の出直後です。気温8℃、朝の冷え込みも厳しくなってきました。このところ遠征で超早朝に自宅を出発することに慣れてしまいました。今日は少し遅めの午前4時に出発していますが、やっぱり奥多摩は近いな!とすっかり感覚がおかしくなっています。
この一週間、ほとんど雨は降っていないので、秋川の流れは超クリアです。日当たりの良い場所は色づいていますが、渓谷全体としては、まだまだの感じです。
数馬のヘリポート付近の山は、そこそこ色づいていました。この山も日当たり抜群です。
8:28@九頭竜橋付近の紅葉はまだまだな感じです。
奥多摩周回道路で標高を上げていくにつれ、一気に色づきが増していきます。都民の森目前のカーブの紅葉は見頃でした。
9:07@予定よりちょっと遅れましたが、檜原都民の森に到着。
駐車場はすでに満車でしたが、自転車ラックはまだガラガラです。
エネルギー補給したり、トレランシューズに履き替えたり、トレッキングポールを組み立てたりと登山準備をしていると、第一陣のバス4台が到着し、売店前が一気に騒がしくなりました。
9:25@三頭山登山スタート。こんなに登山者が多いとは思ってもいませんでした。登山道が渋滞するのではと心配になります。
まずは森林館という施設へ向けて斜度12%くらいの坂道を登るのですが、
皆さん、歩くの速い!
あっという間に置いていかれました。2時間半のヒルクライム後の私と、バスの中で1時間動きを封じられていた登山者の皆さんとの差は歴然です。
今日歩くルートのマップを、東京都檜原都民の森HPから拝借しました。森林館(標高1,043m)を起点とする周回コースです。
距離:約5.4km、標高差:約539m、コースタイム:約2時間50分
単純に距離の半分2.7kmで標高540mアップとすると、斜度20%になります。意外ときついかもしれません。
まずはチップが蒔かれてフカフカの「大滝の路」を進みます。この辺りは、ハイキングコースなのでほぼ平坦です。
自転車乗りには見慣れた景色ですが、普通の人は初めて目にする景色です。反応が違いました。
南斜面の紅葉は綺麗です。
9:49@最初のランドマーク三頭大滝(標高1,115m)に到着。滝を正面から楽しめるようにと、橋(滝見橋)が架けられていました。
9:52@三頭大滝で「大滝の路」は終了、この先は三頭山へと続く「ブナの路」です。道は登山道に変身します。歩幅を狭めて、決して急がず、一定のリズムで登ります。
10:47@ムシカリ峠(標高1,430m)に到着。この辺りはすっかり落葉していました。標識に「三頭山 約15分」とあるので、休まずに通過します。三頭山という名前の通り、3つの山頂(西峰、中央峰、東峰)があります。まずは、西峰へアタックです。
また、階段か〜
11:02@きっちり15分で三頭山西峰(標高1,524.5m)に到着。立派なモニュメントがあり、たくさんの人が休憩していました。
登山に集中していた1時間で青空が消失。楽しみにしていた景色は、またの機会です。
混雑する西峰山頂でなんとかスペースを確保し、おにぎりを食べました。大部分の皆さんはガスコンロ持参です。お湯を沸かして山ラーというスタイルに少し憧れます。
11:15@長居は無用と出発。一旦ど〜んと下って、中央峰、東峰へと登り返します。
展望台が2箇所あり、奥多摩方面が見えます。
東峰からかなりの急傾斜を下ります。ズリズリ滑ります。トレッキングポールが大活躍しました。途中、木々の間から何度か奥多摩湖が見えたのですが、撮影できるような場所がなく、ちょっと残念でした。
標高 1,300m付近で、黄葉した葉をつけた1mほどの若木をたくさん見かけました。これはブナか?と撮影したのですが、ブナの葉はこんなにギザギザしていないようです。コナラかミズナラ、つまりドングリの若木でしょうか?
12:19@鞘口峠(標高1,142m)に到着。1時間の下りで膝が悲鳴を上げています。
ラスト300mは、階段路がメンテ不能なレベルまで劣化した状態の道で、このコース中で最も歩き辛い区間でした。
12:28@森林館に戻ってきました。所要時間3時間とほぼコースタイム通りです。
今日のテーマ「ブナの黄葉を見ることができたのか? 」については、見たような見ていないような消化不良の気分です。このテーマは、来年やり直しですね。
いつもと違う脚の疲労を感じながら、武蔵五日市までダウンヒル。汗を流しにつるつる温泉を訪れたのですが、登山客で超満員です。洗い場が空くのを順番待するという貴重な経験をしました。
走行距離:58.8km、獲得標高:1,075m、消費エネルギー:1,358kcal
歩行距離:7.4km、獲得標高:586m、消費エネルギー:1,086kcal
ガーミンのログとコースタイム(5.4km)の距離の数字がかなり違います。私が登山でも蛇行して登っていることを示しているのでしょうか?