Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

久しぶりのロングライド:酒匂川CR、地蔵堂

台風15号、19号は、東日本の広いエリアに甚大な被害をもたらせました。ニュースで報じられた災害発生場所は、私が自転車でおじゃました地域と重なっており、え!あそこが!と驚きを隠せません。被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げると共に、一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

横浜東部は、台風15号でこれまでに経験したことのない風雨に襲われ、停電こそありませんでしたが、防波堤が壊れ浸水したり、海釣り施設が倒壊したり、街路樹が倒れたり、と被害が発生。続いて到来する台風19号は、それをはるかに凌ぐスーパー台風とのことで、我家でも、ベランダの飛ばされそうなものを片付けたり、風呂に水を貯めたり、停電に備えたりと災害臨戦態勢で臨みました。ところが、雨、風共にそれほどではなく無事に一夜が明けましたが、東日本の広いエリアで甚大な被害が生じていました。山間部の道は各地で土砂流出、路面崩壊で通行止、私のホームグランドである林道関係の復旧は、今シーズンは絶望的かもしれない状況です。今シーズンの計画は一旦リセットし、とにかく走れるルートを探すことが必要となりました。ということで、まずは神奈川県内の状況を把握するべく、2019/10/17@国道134号線を西へと向かいました。

久しぶりの江の島片瀬海岸。砂浜流出のようなことは発生していません。

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江ノ島

氾濫一歩手前だった相模川。一週間経過しても水は茶色く濁っています。あれだけ大量の水が流れたにもかかわらず、河口の景色に大きな変化はなく、ちょっと驚きです。

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相模川河口

花咲川(金目川)の河口。相模川とは対照的に丹沢山地から流れて来た木片が大量に砂浜に打ち上げられていて、台風の凄まじさを物語っていました。

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花咲川河口

箱根は、まだ混乱しているので、国府津から足柄方面へと向かいました。いつもの富士見大橋から見る酒匂川。ここも茶色く濁っています。

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酒匂川

初めて目にする川幅Max.状態。普段はこの三分の一です。

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お気に入りの酒匂川CRは無事です。

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松田付近まで来ると、河川敷に水没の跡が残っていました。パターゴルフ場のバンカーには泥が溜まっています。

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河川敷の草むらが水流に薙ぎ倒され、CR路面に泥の跡、この付近は、冠水したようです。

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岩流瀬橋を渡り矢倉沢へと向かいます。「ダム放流中」のサインが点灯中、台風19号では三保ダムが機能して、酒匂川の氾濫を防いでくれたのでしょう。

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矢倉沢から流れ下る支流の内川。大きな流木が散乱していたり、護岸が一部崩れた場所があり、本流より痛めつけられていました。川縁のダートは走れそうにありません。

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事前にチェックしたところ、地蔵堂から足柄峠は通行止と把握していましたが、自転車ならばチャンスがあるのではないかと矢倉沢から地蔵堂へ向かいました。

地蔵堂トンネルの少し手前から路面に泥の痕跡が現れます。トンネル中の路面はウエット、トンネルを抜けるとビチャビチャです。帰路のダウンヒルでは、ここで盛大に水を巻き上げてずぶ濡れになりました。

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矢倉岳は、少しだけ紅葉が始まっています。

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矢倉岳

地蔵堂の交差点には、バリケードのような土塁があり、この先は「全面通行止」でした。土塁は、この場所に流れ込んだ土砂を掃除して集めたもののようです。徒歩で少し先の様子を偵察したところ、200m先の斜面が崩れていて重機で作業しているのが見えました。峠までの間には崩れた場所が幾つもありそうで、通行止解除には時間を要しそうです。

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帰路は、大井松田から中井へ抜け、厳島湿生公園をチェック。窪地なので、水没しているのではと思いましたが、いつもと同じ状態で無事でした。見た目よりも排水能力があるようです。

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厳島湿生公園

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この際、体力増強を図ろうと、久しぶりに150km走りましたが、体のあちこちが悲鳴を上げています。

走行距離:147.4km、獲得標高:1,131m、消費エネルギー:2,753C