Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

南足柄の林道巡り:マニアな自己満足の世界

はじめにお断りしておきますが、今週は、絶景度ZERO、林道マニアの自己満足の世界です。

7:24@片瀬海岸。富士山が綺麗に見える季節=寒い!です。

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前日に雨が降り、濡れたウッドデッキの表面が凍結。冬場の黒く見える路面は要注意です。気づかずにここに自転車で乗り入れると滑って転倒します。

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相模大橋の温度計は6℃、完全な冬用装備ですが、体がまだまだこの気温に順応できていません。いつもはコンビニで済ませるエネルギー補給も暖を求めてファミレスに逃げ込み、暖かいコーヒーで一息つきました。

9:43@富士見大橋で酒匂川を越えます。川幅は平常時に戻ってきましたが、水勢は強く、まだまだ台風の影響が残っているのを感じます。

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am9:00を過ぎると気温も上昇、しかし、富士山には雲一つありません。今日は富士山がよく見える場所へ行くのが正解!と思い、足柄峠の道路状況を調べましたが、未だ通行止です。富士山は諦めて予定したルートへ向かうしかないようです。(こちらのブログによると自転車であれば通行可能のようです。)

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この日準備したルートは、富士見大橋を起点とした周回コースで、明神ヶ岳の東側に位置する明星林道と塚原林道がメインターゲットです。

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酒匂川CRで開成まで北上、大雄山最乗寺へ。雲ひとつない青空を背景に丹沢山地主脈が鎮座しています。

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11:00@明神林道入口に到着。やっぱりキツイ最乗寺の上り坂でしたが、今日のコースを走破する上では重要なウォームアップ区間です。ここで斜度14%に体を馴染ませておけば、この先のメンタル的ダメージを軽減できます。

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よくしまったダートを少し走ると権現橋に出ます。この付近は昨日の雨で泥濘んでいましたが、全般的には路面状況は良好でした。

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明星林道は明神ヶ岳の山裾を水平方向に走る林道で、全長5.6kmのおよそ半分が未舗装です。水平と言っても沢越えのライトなアップダウンを繰り返します。ダート、砂利、ちょっとガレガレと未舗装の各種路面が登場しますが、走りやすい部類の未舗装路でした。後半の小田原寄りの部分と、路面の維持に問題の生じそうな斜度の区間が舗装されています。

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11:25@最初の分岐(T字路)が現れましたが、林道の標識がありません。今日のターゲットの塚原林道ではないと思いましたが、最近コースミスが多いので自信が、、、

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結局、林道名を確かめるためにこの分岐を探索しました。どう見ても斜度10%超の上りなのでどうなることやと思いましたが、すぐに立派な林道完成記念碑があり、ホッ。林道名は中沼線と判明、無事目的を達成したので撤退します。

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11:38@次に現れたのが林道の交差点。地図とも一致するので塚原林道のはずですが、ここも林道標識がありません。

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明星橋に自転車を停め、徒歩で周辺を探索します。その結果、発見したのは朽ち果てた「さざんか林道」(塚原林道の別名)の標識でした。

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11:45@足柄林道のゲートを目指し塚原林道HCスタート。沢沿いに直線的に登っていくタイプの道なので、スタート直後から斜度10%超(最大斜度14%位)の上りが続きます。コンクリート舗装の路面には随所に大きなヒビ割れがあり、下りは要注意です。

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11:56@ヘアピンカーブで方向を転じると、道路脇に池というか、大きな水溜りがありました。本来は、小さな沢だったところが堰き止められて水が溜まったようです。これも台風の影響でしょう。しかし、次に大雨が降るとここは溢れて酷いことになりそうです。

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基本的に薄暗い森の中を上っていきます。ルート作成時には、押し歩きすることも想定しましたが、アドレナリン効果もあり、楽しくペダルが回せます。驚くべきことに、4台ほどの車とすれ違いました。山仕事の方と登山者の車のようです。車が走って来るということは、道が崩壊していない証拠と一安心、ヒルクライムに専念します。斜度も少し緩んできたのかアスファルト舗装に変わってきました。

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12:08@足柄林道起点を通過。Googleマップでは、この先にあるはずの林道ゲートの所まで塚原林道ですが、実際はこの太刀洗橋から足柄林道(全長11.6km)です。

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ようやく前方が開けたコーナーが出現。何か見えるか?と期待しましたが、眺望は無く肩透かしです。ただ、山の稜線がすぐ近くに見えるので、それなりに高度を稼いだことを実感できました。

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路面はかなり痛んでいて、穴や陥没が随所に見られます。写真は、一番酷かった陥没部分、この道を普通乗用車で走るのはハイリスクです。

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12:29@大杉平橋のところに巨大な土木建造物がありました。中央部分は、巨岩が流れ落ちて来るのを防ぐための設備なのでしょうか?

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12:43@大杉平橋を過ぎるとようやく斜度が緩み、まもなく林道ゲート到着。

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左に足柄久野林道のゲート。

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右に足柄林道のゲート。

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いつもであればゲートを通過し、その先へと進むところですが、今日は日没の時間を考えてここで折り返します。橋の袂の縁石に腰をおろしていつものようにおにぎりと菓子パンの昼食です。日差しは暖かく、食後は、誰もいない静謐な世界を一服しながら堪能しました。

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13:07@路面状況が悪いのでスピードをセーブしながらダウンヒルを開始。すると往路に気づかなかったものが目に止まります。

眺望ZEROではなく、木々の隙間から大井松田方面が見えました。

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ここはキツイと思って上ったところには14%の標識、やっぱりと納得。

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13:28@明星林道まで戻ってきました。明星橋を渡った先は上りです。斜度8%くらいですが、未舗装、若干ガレ気味、おまけに落ち葉で路面が見えずと、この日最大の難所でした。しかし、それも長くは続かず、途中からは舗装路となります。ゆくゆくは残りの未舗装区間も舗装されてしまう運命のようです。

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13:41@閉鎖ゲートを通過。左はグリーンヒルという住宅地へと続く道です。何のためのゲートでしょうか?このゲートの目的が理解できません。

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斜度が緩むと道は再び未舗装となります。

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送電線のところで、ようやく眺望が開けました。曽我の丘陵が見えます。

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13:51@和留沢林道との交差点。塚原林道のデジャブかと思うほど同じような構図です。

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和留沢林道交差点から先は舗装路となりますが、杉林の中のアップダウンが続きます。

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14:06@明星林道終点のT字路。突き当たった左右に走る道も和留沢林道です。地図で確認すると、この林道は上りと下りが別ルートとなるかなり長大な林道であることがわかります。

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T字路を左折し、富士見大橋めがけてダウンヒル開始ですが、少し恐怖を感じるくらいの斜度でした。

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14:11@諏訪原上のバス停のところで一般道に出ます。未舗装路を走った後の舗装路の滑らかな感触は、独特というか、幸せを感じます。

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14:15@諏訪の原公園から最後の下り区間に突入。ここがまた激坂でした。公園付近はアスファルト舗装でしたが、途中からは滑り止めの模様のついたコンクリート舗装に変わり、激しい振動に見舞われます。本日のルートを反時計回りに走る場合は、それなりの覚悟で臨んでください。

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15:00@国府津駅に到着。国道1号線は日曜午後の混在で渋滞、日没も早いので輪行で撤収しました。

今回は、箱根外輪山の林道群の下見のようなライドとなりました。本格的な探索は新緑の季節でしょうか。

走行距離:97.5km、獲得標高:1,330m、消費エネルギー:2,040m