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Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

房総半島を横断して九十九里へ

房総半島 輪行

2月12日にお休みがとれたので4連休、これは遠征するチャンスと企画したのが下のルートです。金谷から、鹿野山、養老渓谷を経由して勝浦へ出て、海岸線を九十九里浜の上総一ノ宮まで走り、輪行で帰宅するという、山も海もの欲張りルートです。

ルートを作成してみると距離の130kmは何とかなりそうですが、獲得標高が1,900mと表示されます。最高地点となる鹿野山の標高は、高々379mですので、いろいろな罠が隠れているということです。普通にルート作成すれば鴨川経由ですが、養老渓谷付近が面白そうでしたので、先のルートで決定しました。とにかく勝浦まで到達すれば、外房線で帰ってこられます。

今回のルートは、道に迷う可能性が大です。過去にも房総半島の山中で迷走し、ヘトヘトになった経験があります。そこでGarmin520Jに地図とルートをロードして、ナビ機能を利用してみました。

久里浜発7:20のフェリーを目指して、5:20に出発。7:00にフェリー乗り場に到着、切符を買うとすぐに乗船です。今日は、ロードバイク3台でした。

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船上から見る鋸山です。陸地からはとてもノコギリには見えませんから、昔の人も海上からの眺めで命名したのだろうと納得します。

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8:00に金谷に到着、鹿野山を目指して出発です。鹿野山は二度目で、前回は佐貫からの宝竜寺ルートでしたが、今回は上総湊からマザー牧場を経由して向かいます。国道127号を北上し、上総湊から県道に入り、セブンイレブンのある更和交差点を左折するとマザー牧場6kmの看板が現れます。ちなみに、このコンビニが、勝浦までのラストコンビニでした。

6kmで371mUPなので、足慣らしだなとちょっと油断しました。序盤は、車すらほとんど通らない田圃の中をのんびりと上がります。残り3kmの看板のあたりからようやく登り坂らしくなり、10%区間が2回程出現。まだまだ脚も元気で淡々と乗り切ります。斜面に羊の群れが見え始め、ゴールも近いと思ったところで10%超の攻撃です。たまらずに、封印していた最終兵器インナーロー30Tを繰り出します。結局、最後の1kmで100m上昇してマザー牧場に到着しました。

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マザー牧場から鹿野山までは、尾根筋をアップダウンしながら進みます。佐貫からの道と合流後に、壁のようなMAX.14%の登りが現れドキッとしますが、前回経験済のポイントですので、慌てずにじっくり登り切ります。

鹿野山は、平坦部分がけっこう広く、ゴルフ場まであります。昔、虎騒動のあった神野寺に寄ると、「奥の院、天狗の鉄下駄、スポーツの上達と足腰の御守護」との看板がありましたので、本日の完走祈願をしました。

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次に九十九展望公園に向かいましたが、陽が陰ってきます。ここからの眺めを堪能しようと鹿野山をコースに組み込んだのですが、残念。しかし、平日10:00のこの場所にはさすがと誰もいません。のんびり休憩できました。ここは、また来ましょう。

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鹿野山から一気に300mダウンヒルして、次の目的地となる久留里へ向かいますが、Garminからコースアウトの警告音が。画面の小さい520では、どこで間違えたのか解りませんので、Googleマップで現在位置を確認。危うくT字路を逆方向へ進むところでした。この先も、このナビ機能に随分と救われます。

久留里までは、10kmほどの山越えのルートですが、そんなに厳しくありません。車もほとんど来ない、整備された道を淡々と走り11:00に久留里に到着します。のんびりした駅前にベンチがありましたので、一休みしてエネルギー補給(あんぱん+アミノバイタルゼリー)しました。

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久留里からは小湊鉄道の月崎駅を目指します。再び、山越えです。県道172号線の月崎駅を過ぎ、そろそろ脇道へ入るポイントだなと思っていると、Garminの警報音が鳴ります。曲がり角なんてなかったよな?と思いながら少し戻ると、いきなりありました。永昌寺トンネルです。月崎周辺には、手掘りのトンネルが残っていて、これらを見るのが2つめのミッションです。

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トンネルを抜けて、登り坂を上がると小湊鉄道の線路に出ました。

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この線路脇から、薄暗い森の中を登って行くのですが、悪路です。舗装はボロボロの上、落ち葉と苔に覆われた10%勾配。ここで転倒して動けなくなると危機的状況になりそうですので、自転車を押して登りました。そろそろ引き返そうかと思い始めたとき、2つめのトンネルが現れました。

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2つ目のトンネルを抜けると道はまともになり、下って上ると3つめのトンネル。この五角形の形状が、手掘りトンネルのセオリー(観音堀り)のようです。トンネルを抜けて、けっこうな坂道を登り切ると県道160号線に出ました。

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現在位置は、小湊鉄道の飯給駅付近で、ここから養老渓谷を目指し県道81号線を走ります。ルートを組んだ際には10km程の単なる移動区間でしたが、実際に走ると平坦区間の少ない尾根幹のような道でした。トンネル見物でだいぶ脚を使ってしまいましたのでこたえます。

12:30に、ようやく養老渓谷に到達。紅葉シーズンの凄い写真をネットで見ることができますが、冬場の風景は微妙でした。色彩の豊かなとき、徒歩で散策する必要がありそうです。

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養老渓谷には、もう一つ寄り道ポイントがありました。向山トンネルです。ここも入り口を見落として通過してしまい、Garminの警告音で救われました。写真のような普通のトンネルですが・・・

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中に入って行くと、アレ?となります。写真がいまいちですが、トンネルの途中から下り坂になり、別の出口が見えて来ます。入り口から見えていた出口はフェイクなのです。元々あったトンネルを新たに掘り下げ、現在のトンネルとなったそうです。まさに奇道です。

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このあたりで昼食の予定でしたが、寄り道で遅れ気味です。エネルギー補給(バームクーヘン)して勝浦を目指しますが、道はアップダウンの繰り返しです。脚にも余裕はなくなりました。

勝浦まで5kmのところでセブンイレブンを発見し、待望の休憩です。何か食べねばと思いますが、これというものが見つからず、東京湾一周に続きカップヌードルです。この時点で、すでに14:00になっており、予定ルートでの完走は厳しい状況です。このため、勝浦や御宿の海辺を巡るルートは放棄し、外房黒潮ラインを一気にゴールへ向かうことにしました。

ルート変更により、Garminのナビが使えません。勝浦で少し道に迷いましたが、なんとか海岸線に到達。サファーが荒波に挑んでいました。

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ゴールの上総一ノ宮までは残り30km。もはや脚にパワーはなく、軽いギアでクルクル回す作戦で凌ぎます。南風の助けを借りて、御宿、大原と進み、太東岬が見えて来ました。岬の灯台に行くためには、標高差50mを覚悟しなければなりません。疲れてヒルクライムどころではないのですが、行かないで後悔するよりも行って後悔だ!と、太東灯台入り口の交差点を右折。思った通り10%の登り坂が待ち受けていました。最後の力を振り絞って、なんとか灯台に到着です。

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太東岬で最後の補給(アミノバイタルゼリー)をして、残り10kmを楽しみ、16:40に一宮海岸に到着しました。夏休の海水浴はこの海岸という思い出の場所だったのですが、その変わりようにビックリ!です。海岸線が護岸工事されていて、広々とした砂浜は消え失せていました。半世紀、50年の時間経過を感じますが、波の荒さだけは、記憶と同じでした。

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帰宅して調べてみると、

www.chibanippo.co.jp

とのことでした。

海岸から思い出の場所巡りをしながら上総一ノ宮の駅まで走って、17:00ごろゴールインです。走行距離159km、獲得標高1,713mでした。Garmin520Jのナビ機能が検証できたのも収穫です。

今回のゴールを上総一ノ宮としたのには理由があります。一ノ宮は、久里浜行きの快速列車の始発駅で、ここから横浜まで乗り換えなしで帰ることができるのです。最短時間で移動するなら特急わかしおですが、東京駅で京葉線ホームからの乗り換えが必要となります。疲れた体&輪行袋を抱えてあの距離を移動することは勘弁です。

次の快速久里浜行きは18:58発、時間があるので駅前の「タカラ亭」で夕食にしました。本日初のまともな食事、海鮮丼定食1,000円、美味しくいただきました。家庭的な味のつみれ汁がよかったです。

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グリーン料金920円を奮発して輪行袋を収納できる座席を確保。ゆったりと横浜まで寝て帰ることができ、大正解です。横浜に20:46到着、駅前で自転車を組み立て、いざ自宅へと思ったら雨です。少し濡れましたが、無事帰宅し、長い一日が終了しました。