Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

コロナ効果で5年ぶりの快挙

今回、まず報告することは、これです。

祝!ヤビツ峠記録更新!!5年ぶりの快挙!!!

自転車界の底辺のタイムですが、私には快挙です。この日は、琵琶湖マラソン日本新記録が生まれた日でもあります。コンディションにも恵まれたようです。

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今回の記録更新は、コロナがもたらしたものと言っても過言ではありません。在宅勤務の運動不足解消にと始めた平日早朝ライドが習慣化したのです(と言っても週1, 2回ですが)。これにより、週末ライドでは5,500kmあたりが限界だった年間走行距離が、一気に7,200kmを走破。秋頃からその効果が現れ始め、走力アップの感触を感じていました。そして昨年末、満を持してヤビツ峠記録更新に挑んだのですが、気負い過ぎて途中失速、惨敗に終わりました。タイムも2020年の年間ベストにも及ず、失意の年越しとなりました。

そんな状況だったので、2021年1本目のヤビツ峠は、春のシーズンに向けてのヒルクラ予行練習として気楽に走りました。無理せずスムーズに!という方針で蓑毛を登っていくと、いつもより心拍数が高い気がします。何でだろうと思いつつ、最後まで無理せずスムーズ!を貫いたところ、何とベストタイムを更新してしまいました。これまでのベストを3分短縮、2020年のベストより6分も早い記録なので驚きです。いつもよりも高出力でペダリングしていたので、心拍数も高かったのかと納得。

嬉しい反面、あと5秒で悲願のヤビツ60分切りを達成できた訳です。そうなれば今後ヤビツ峠でタイムを気にする事から解放されたのにと思うと、何とも微妙な記録更新です。たった5秒、しかし、どうすればその5秒を削り出せるのかアイデアが全くありません。あと5秒のために、ヤビツチャレンジが一生続きそうです。

さらに翌週、土山峠、牧馬峠と走ったのですが、ここでも自己ベストを更新。ならばと、この勢いを借りて、苦手とする箱根旧道へチャレンジすることにしました。幾たびもこのルートに挑戦していますが、キツくて途中休憩を余儀なくされてきました。今回はノンストップでの旧道走破が目標です。

7:37@江ノ島。前日の大雨で空気が浄化されて視界がクリアです。空の水色にも春の暖かさがあります。

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9:47@箱根湯本、決戦の地に到着。雨で増水しているだろうと予想していましたが、いつも通りです。

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10:04@湯本小学校前のコンビニで、レッドブルを注入してチャレンジを開始。道幅の狭い温泉街は、この日も車のすれ違いでプチ渋滞が発生。いきなりのピンチでしたが何とか通過。

須雲川ICの信号でストップしましたが、これはよしとします。大箱根神社から畑宿の区間は、もうダメ、畑宿で休憩!と頭の中で悪魔がささきます。

畑宿の平坦部分で少し回復して、箱根七曲へと突入。七曲自体は、比較的勾配が安定(高値安定)しているので、辛いながらも淡々とペダルを回せます。七曲を突破すると、お次は猿滑り坂のストレート。疲労もピークに達し、ここが最大の難所でした。

鶯餅を食べて行こうよ!と囁く頭の中の悪魔を追払い、甘酒茶屋を通過。最後の上り区間は淡々と上り詰めて、お玉ヶ池に到着。遂に旧道を走破!目標達成です。

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11:27@芦ノ湖。湖畔で余韻に浸っていると、富士山が顔を出して祝福してくれました。

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休憩後、調子に乗って、このまま大観峰を目指すぞ!と走り始めましたが、既に脚に余力はなく、大人しく撤退。コロナで鍛えたはずの体ですが、その限界を確認できた意味ある一日でした。次回、旧道を走る際は、無理はせずに途中で休憩するつもりです。

走行距離:146.7km、獲得標高:1,326m、消費エネルギー:2,678C