御荷鉾スーパー林道EAST(神流湖〜八倉峠)<前編>
暦は10月になっても次々と台風が来襲、週末の天気が安定しません。三連休もテレビの天気予報では、”強風の日曜日”と繰り返し報じています。海辺は危険、山間部へ行くしかありません。各地の風の状況を調べてみると、神流町は最大風速2m、下仁田は3mとほとんど台風の影響は無いようです。となれば、行くしかないぞ!と御荷鉾スーパー林道に挑戦してきました。
7:15@道の駅「万葉の里("まんよう"ではなく"まんば")」をスタート。気温19℃、ほぼ無風、久しぶりのスッキリとした青空です。
春に御荷鉾スーパー林道の西側(観応〜八倉峠)区間を走ったので、今回は東側区間(鬼石〜八倉峠)がターゲットです。コース設計する上で一番悩んだのが、どこからスーパー林道にアプローチするかです。春の到達地点である八倉峠からライドを再開するためには1,000m級のヒルクライムが必要となるので、鬼石からのスタートするのですが、そもそも林道の起点はどこだろうとWikipediaで調べると、
路線名:御荷鉾スーパー林道
起点:藤岡市(神流湖・国道462号・群馬県道177号会場鬼石線接続)
終点:甘楽郡南牧村勧能(群馬県道93号下仁田臼田線接続)
と、起点がどこかよくわかりません。そこで皆さんのブログをチェックし、3つのルートをピックアップしました。
- 鬼石国際射撃場ルート(茶色)
- 三波川ルート(緑線) ← 群馬県道177号会場鬼石線接続
- 神流湖ルート(青線)
1.は、スーパー林道を一番端から走破することになる理想的なラインですが、荒れた未舗装区間もある獣道のようです。ぶどう峠に行く際に国道462号線から鬼石国際射撃場への分岐点を確認できたのですが、道は斜面を急角度で上昇していました。このルートは却下です。本庄や児玉方面からアプローチするのであれば、2.が最短距離、かつ、交通量も少なそうです。しかし、このルートを走ったボラザぢぃさんのブログを読むと、斜度15%区間を突破する必要があるようです。3.に関しては、スタート地点の標高が最も高く、スーパー林道が通る尾根筋との高度差は最小となります。最終的に、2.と3.を天秤にかけ、3.を選択しました。
神流湖ルートを選択したことにより、道の駅「万葉の里」をベースとする周回コースを作成しました。ウォームアップ区間として神流湖ルート起点までの18kmを確保、とにかく八倉峠に辿り着けばゴールまではダウンヒルでOK、走行距離も70kmと、私向けのコンパクトルートです。念のために 8:00 神流湖ルート起点、11:00 投げ石峠、13:00 公園管理棟、15:00 八倉峠 という目標タイムを設定しましたが、どうなることやらです。
走り始めてすぐに神流町中心部を通過しますが、この灯篭を見て道の駅の不思議なネーミングがなんとなく判りました。ここは昔「万場宿」だったのですね。
神流川沿ってR462を下っていきます。前週の雨の影響か、水に濁りがあります。
7:40@法久(ほっく)入口。ここからもスーパー林道にアプローチ可能ですが、コンクリート舗装の激坂が待っているようです。
7:58@神流湖周辺はフラットもしくは下り基調と思っていたら、神坂トンネルをピークとするアップダウンがありました。
8:10@神流湖ルートの起点に到着。この辺りで標高320m、本日の最高到達地点は標高1,400m以上です。途中でちょこちょこ停まっては写真撮影していたので、早くも10分遅れです。今日はどんな道と出会うのか、ドキドキしながらスタートしました。
スタート直後は斜度10%でしたが、、、
やっぱり、そうきたか!
神流川ルートもMax.14%の上り坂でした。まだ脚がフレッシュなので、なんとか許容範囲です。
8:25@国際射撃場ルートとの合流地点。ここに至るまでに何回かターンしたので方向感覚が狂ってしまい、コースミスして「青少年野外活動センター」方向へ進んでしまいました。ガーミンの警報音で間違いに気づき、大きな痛手にはならずに済みましたが、危ないところでした。
10%超区間は終了しましたが、楽な斜度にはなりません。
8:32@右から急勾配の道が合流、三波川ルートです。
植林帯の中を平均斜度8%の上りが続きます。木立が日差しを遮ってくれるので暑くはありません。というか、少し冷んやりします。
8:49@美原隧道はライトを点灯して通過。隧道内のコンクリート舗装の繋ぎ目部分に段差や穴ぼこがあったので、ライト必須です。
8:54@雨降山登山口を通過。
標高600m付近でアップダウンを繰り返しながら進みます。この手のアップダウンを繰り返しながら上昇する道は、マメなギアチェンジが必要です。これをサボると脚に疲労が蓄積するので私は苦手です。
9:11@本日一つ目の峠となる法久峠に到着。小休止しました。吹き抜ける風が爽やかでした。
法久峠には、雨降山登山のための駐車スペースと法久峠地蔵尊の小さな祠があります。
法久峠を通過しても平均斜度8%の上りが続きます。標高は650m程度、まだ半分も登っていないのです。
9:43@ようやく斜度が緩み、ホッとしたところで東御荷鉾山が見えてきました。
東御荷鉾山を撮る際に電信柱が邪魔でした。そもそもこの道沿いには人家は全くありません。何で電柱があるのだ?と疑問が湧いたところに、今度は水道工事です。排水路ではなく水道? 訳がわかりませんでした。
10:08@ビューポイント(VP-1)を通過。この日初めて視界がひらけたので感激でしたが、全線を通じて考えると、VP-1の眺めは序の口でした。
10:16@投げ石峠(1,015m)。計画では、この辺りのベンチで昼食休憩の予定なのですが、肝心の休憩場所が見当たりません。空腹を感じながらも先へ進みました。
ようやく休憩場所が見えてきました。やった〜、休めるぞ〜 ♪( ´θ`)ノ
10:29@西御荷鉾山南登山口に到着。
写真で何度も目にした鉾のオブジェがここにありました。実物は想像以上に大きかったです。
お待ちかねの昼食。撮影を待つことができず、白むすびと焼き鳥缶詰は食べてしまいました。
この南登山口付近もビューポイント(VP-2)ですが、ここでも電線が構図の邪魔をします。電線を避け、低いアングルから山並みを狙うと、今度は木々が視界を遮ります。
10:57@ほぼ予定通りの時刻に御荷鉾山を出発。ここから塩沢峠までは尾根筋のアップダウンです。
11:01@県道71号線とはここでお別れ。直進の「至南牧」は理解できますが、「至軽井沢」とは。小さな理解できないことが、次々に現れる道です。
11:05@立派な御荷鉾林道開通記念碑(中曽根康弘書)を通過。K71の分岐の先に秋葉峠があるはずなのですが、それらしき場所が見つかりませんでした。
11:21@塩沢峠(1,073m)。ここからしばらく県道46号線を走ります。写真を撮っていると車が数台通過、久しぶりに車を見ました。バイクは時々見かけますが、自転車とは遭遇していません。
11:36@御荷鉾森林公園方面とK46との分岐。案内標識の"御荷鉾スーパー林道"の文字列は貴重です。
いよいよ、本日の主菜となる未舗装区間が登場します。が、何となく脚に疲労が、、、前菜でお腹が膨れてしまったようです。