Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

東俣林道番外編;オクシズへの道

今年の春シーズンも最終盤です。兼ねてから、シーズンラストは冒険に行くぞ!と、候補地をリストアップして情報収集してきました。そして、最終的に行き先として選んだのは、静岡最北部(通称オクシズ)大井川源流に位置する東俣林道です。畑薙第一ダムから二軒小屋までの、延長26kmに及ぶ未舗装林道。ここに挑戦するためにグラベルロードを導入したようなものです。6月最初の週末は好天に恵まれ、梅雨入り前のラストチャンス、いよいよ決行です。

 しかし、東俣林道アタックは簡単ではありません。まず、どうやってスタート地点の畑薙第一ダムまで辿り着くかです。現地まで車載で自転車を運ぶしかないのですが、先人の皆さん口を揃えて、「とにかく遠い、宿泊も要考慮」とコメントされています。

Googleマップで検索すると、新東名の新静岡ICから畑薙第一ダムに至る73kmのルートがヒットしますが、どう見てもグネグネ山道です。少し調べてみると、新静岡ICの海抜は77m、途中の富士見峠は何と海抜1,184m、そこから井川ダムへ500m下り、最後に畑薙ダムへ250m上ります。

こりゃー、車でもタフな山道じゃん!!

f:id:saetta0404:20180605202816p:plain

往復60kmになる未舗装路にチャレンジするためには、畑薙第一ダムを7:00にはスタートしたいです。更に、夜の山道は運転したくないという条件を設定すると、深夜に自宅を出発し、新静岡ICで夜明け、県道27、189、60号線と走り抜けて、6:30までに畑薙第一ダムに到着、7:00-16:00で東俣林道で二軒小屋往復、この日はオクシズの温泉に宿泊、翌日ゆっくり帰宅、というプランが出来上がりました。

2:00@自宅を出発。東名高速を西へ向かいます。途中、足柄SAでトイレ休憩して、新静岡ICに4:00に到着。狙い通り、空がうっすらと白んできましたが、雲が山の上にかかっています。IC付近のコンビニで今日一日分の行動食を調達します。この先にはコンビニは存在しませんので、とても重要です。

第一区間のK27は安倍川沿いの道です。K27は、普通の二車線道路で特に問題なく通過。しかし、第二区間のK189は、いつも自転車で走っている山道でした。集落が途切れると道は林間をグイグイ上って行きます。道幅の狭いこの区間を、一台の車とも遭遇することなくクリア。ラッキーでした。

5:17@尾根筋まで来ると、何と 雲海 です。ちょっと得した気分になりました。

f:id:saetta0404:20180605193012j:plain

5:26@最高地点の富士見峠展望台から南アルプスの山並みを確認。この峠が中間点、7:00までに到着できるのか怪しくなってきました。

f:id:saetta0404:20180605193038j:plain

5:55@井川ダムまで一気にダウンヒル。ここまで来て、初めて対向車とすれ違いました。早朝のダムには人の気配はありません。

f:id:saetta0404:20180605193109j:plain

第三区間のK60は、ブラインドコーナー連続のダム湖沿いのグネグネ道でした。焦る気持ちを抑えて、安全運転に努めます。

6:40@畑薙第二ダムの姿を確認。高速道路を降りてから一般道を2時間半というのは、やっぱり遠い。恐るべしオクシズです。

f:id:saetta0404:20180605193131j:plain

7:04@ダムの駐車場に車を止め、自転車を組み立てます。運転の疲れを忘れさせてくれる景色に、自然とテンションも上がりました。

f:id:saetta0404:20180605193156j:plain

本編は鋭意作成中ですが、素材の整理で大混乱しています。

ちなみに、帰路に、川根から静岡SA入口まで、国道362号線を通って見ましたが、斜度10%超の標識乱立するヘアピンカーブの連続という、正に酷道362でした。このルートはとてもお勧めできません。でも、数台の自転車を見かけましたので、地元の方にとっては、へっちゃらなのかもしれませんが、、、