Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

自転車乗り換えプロジェクト(2)

次のチャリとして Kona Roadhouse を選定したものの、2018年度は輸入されないことが判明し、プロジェクトが暗礁に乗り上げたところまで前回報告しました。通常であれば、対抗馬としてピックアップした GT Carbon や Merida SILEX のどちらにするかと考えることになるのですが、どちらもビビッとくるものがありません。GTはフォークの強烈な黄緑色が主張しすぎです。Meridaはフレームの形状が現在のSaettaとよく似ています。逆に、似過ぎていて面白くありません。

どうしたものかと悩んでいると、自転車屋さんから、

このフレームで組み上げるのはどうですか?

と提案がありました。Ritchey Outback です。確かに完成車を購入しても、ホイールは交換することになるので、価格差はそれほど大きくないのですが、、、

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第一印象は、

げ、げ、げ、何じゃこの色!!!

でした。ビアンキのチェレステカラーに近い色です。正式には「ショアライン・ティール:海岸線のようなブルー」と言う色名だそうです。

腰が引けた私を見て、自転車屋さん曰く、

でもね、山の中に入るとこの手の色の方がしっくりくるんですよ。白とか黒は、自然の中では今ひとつですよ。

そう言われて、イメージしてみると、何となく見えてきました。グラベルロードとか、アドベンチャーロードのフレームカラーはアースカラーが基本ですね。

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色の問題をクリアしたところで、次に気になったのは、ブレーキケーブルのルーティングです。リアのブレーキケーブルがトップチューブの上側に配置されているのです。何かの拍子にひっかけそうな気がします。

何故ここに???

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このケーブルのルーティング、Ritchey のポリシーです。自転車を担ぐシーンを想定して、この位置にケーブルが配置されているのだそうです。確かにオフロードを走る方のブログを読んでいると、この担ぎのシーンが登場します。しかし、皆さんとてつもない鉄人ぞろい、そんな方々だからできる世界です。私が自転車を担いで山中を歩いている姿なんてどうにもイメージできません。もしもそんなシーンがあるとすれば、道に迷って山中を彷徨っているケース、まさに遭難一歩手前、、、ありえません。それに、キャリパーブレーキであれば、トップチューブに沿ってルーティングするのは必然ですが、ディスクの場合は、ダウンチューブに沿ってルーティングする手もあるのではないかと。

これが気になって決断できずにいると、cyclowired に新しいグラベルロードの記事が掲載されました。

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Breezer Inversion Team(フレームセット販売あり)です。体幹が弱くフラつきがちな私向きのスローピングフレームです。ただし、問題はフレームカラー、半分だけアースカラーと中途半端です。何でシルバーを使うのか?理解しかねます。この Inversion には、もう一つ Pro というグレードがあり、こちらはフレームはアースカラーなのに Pro のフレームセット販売はありません。

思うようにはいかないな〜

と泣きが入りますが、そろそろ決断のタイミングです。

それぞれのカタログには、「熱処理されたダブルバテッドの方向性チュービング」とか、「D'FUSION TUBINGはヘッドチューブ周りのような負荷が集合する部分に、ユニークなD形状のチューブを用いたチュービング」とか色々書いてありますが、もはや私の理解の範囲外です。Outback と Inversion どちらもMTB界のレジェンドみたいな方がビルダーですので、どちらを選んでも、そんな酷いことにはならないだろうと腹をくくりました。

フレームの違いで一番わかりやすいのは、その値段です。

Inversion x 1.5 = Outback

といった感じです。この値段差を私の体が感じ取れるかが鍵なのですが、どうにもその自信がありません。フレームの差額をホイールやコンポーネントに投資した方が、私のレベルでは「納得感あり」です。

Breezer Inversion に決定!

となりました。

と言うことで、発注したのが11月中旬なのですが、新車は、まだ私の手元には届いておりません。話には聞いていましたが、フレームの入手というのは時間がかかるんですね。