Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

紺碧の南伊豆(前編)

伊豆半島の外周一周、健脚の人は一日で周ってしまうのですが、私にはとても無理です。そこでコースを細切れにして地道にチャレンジしています。今回はその第三弾、半島最先端部の南伊豆です。天気に恵まれ、紺碧の世界を堪能することができました。

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例によって週末の天気予報をチェックしていると、日曜日(1/14)は、気温は低いが穏やかに晴れそうです。下田や松崎の気象状況を調べると、最高気温8℃、風速1m/hと、この季節としてはベストのコンディション。これは行くしかないとルートを作成しました。下田を起点として→田牛・竜宮窟→石廊崎→アイアイ岬→妻良→雲見→松崎→婆娑羅峠(バサラ峠)→下田、ぐるりと一周80kmのコースです。

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はじめは輪行する予定でしたが、電車賃が往復で6,210円もかかることが判明。これならリッター25km走るマイカーを利用した方が、お財布に優しいし、帰りの列車の時刻を気にせずに行動できます。ということで、今回は車載で決行しました。

4:30@自宅を出発。覚悟していましたが、超寒いです。

6:51@川奈を過ぎたところで日の出を迎えました。

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7:35@尾崎ウィングで写真撮影。昨年、湯河原から東海岸を南下しましたが、この場所に到着したのは14:00ごろ、気温の上昇で景色が霞んでいました。今回はキンキンに冷えた空気が演出した透明度の高い景色を拝むことができました。

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7:50@今日のベースとなる道の駅「開国下田みなと」に到着。輪行の場合は、8:01@下田着なので互角のペースです。

8:17@支度を整え道の駅をスタート。太陽光を浴びて準備していた時は寒さを感じなかったのですが、走り出すと顔に当たる空気の冷たさが半端ありません。

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コンビニは、下田を出発すると50km先の松崎までありませんので、まずは行動食(おにぎり、スティックパン、羊羹)を調達しました。石廊崎に直行するのであれば国道136号線を行きますが、今回は寄り道するので136号線を離れて田牛方面に向かいます。

8:46@吉佐美大浜海水浴場で海岸線に出ます。ここから海岸線のアップダウンが始まりましたが、この辺りのアップダウンはまだウォームアップレベルです。

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8:54@田牛サンドスキー場。人工的に作ったものと思いましたが、強い風によって吹き寄せられた砂が積みあがってできた天然の砂丘だそうです。

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サンドスキー場の隣に目的地の竜宮窟がありました。竜宮窟は、波によって削られた洞窟(海食洞)の天井部分が崩れて天窓が開いたものです。たくさんシャッターを切りましたが、光の具合が複雑で、ほとんどの写真がボツとなりました。

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田牛から石廊崎へは、Googleマップで確認した生活道路を走ったのですが、田牛の集落を抜けるといつものような林道風景となりました。ついさっきまで海を眺めていたのに、いきなり山の中という変化に驚きます。100mほどのピークを超えて反対側へ下ると、石廊崎へ向かう県道16号線に出ました。

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先週の荒川トラウマを忘れさせてくれた青野川の清々しい土手道でした。

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9:27@青野川の河口が弓ヶ浜。風がないので静かな水面、このまま歩いて行けそうです。

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9:31@綺麗なエメラルドグリーンの小稲磯。白い砂底がこの色を生んでいるようです。

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県道16号線は、海岸線の快走路でした。でも、台風の時は、恐ろしい道に変身しそうです。

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9:51@石廊崎入口に到着。石廊崎へは、左に行く漁港経由ルートと、直進して岬の稜線まで登った所にある駐車場から行くルートの二者択一と思っていました。駐車場ルートの方が、石廊崎へのアクセスは良さそうでしたが、メインの観光ルートを行こうと漁港経由ルートを選択します。この選択が、この日の重要なポイントとなりました。

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左折して少し下ると石廊崎漁港です。ここから観光遊覧船も出ています。

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9:58@石廊崎を目指し出発。少し歩くのでシューズを履き替えました。看板に「石室神社まで約20分」とあります。往復で40分、プラス観光でトータル60分となりますが、そんな時間的余裕はありません。急ぎ脚で坂道を登り始めます。

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かなりの斜度の坂道を登り、岬の稜線に出ると工事現場が出現。私の古〜い記憶では、ここには温室みたいな施設があったはずなのだが???

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確かにここに石廊崎ジャングルパークという施設がありましたが、2003年に廃業したそうです。Googleマップには今も駐車場のPが表示されていますが、すでに閉鎖されていて、この場所に新たに建設中でした。駐車場ルートを選択していたら石廊崎は無念のスルーとなるところでした。危なかった〜!

整備された遊歩道を進むと、まずは石廊崎灯台が見えてきました。

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そして石室神社。社の中には、ちゃんと神主さんがいらっしゃいました。

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石廊崎先端。丸い水平線の上に伊豆諸島の島々が浮かんでいます。今日は穏やかな日なのですが、ここだけは風が強い。手で抑えていないとサイクルキャップが吹き飛ばされそうです。

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石廊崎先端

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石廊崎東側

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石廊崎西側

打ち寄せる波をボーッと眺めていても飽きませんでした。

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10:31@紺碧の太平洋を堪能して漁港まで戻りました。石廊崎見学ツアーは所要時間33分でした。

シューズを履き替え、エネルギーを充填しながら状況を分析。ここまでの移動距離は20km、まだ全行程の4分の1しか消化していません。夕方は急速に気温が下がるので、遅くとも16:00までにゴールしたいところですが、このペースでは到底無理!

10:45@この先は急ぐぞ!と気合を入れて出発しますが、ここから南伊豆海岸線ヒルクライム区間に突入しました。