日本一人口の少ない町へ
金曜日に有給休暇を取得して、一泊温泉旅行に行ってきました。初めは無難に南伊豆あたりにするつもりでしたが、どうせならば自転車遠征の事前調査になる場所へと方針を変更。日本一人口の少ない「町」、山梨県早川町の西山温泉を目的地としました。南アルプス登山の拠点「広河原」は、この早川町を縦断する県道37号線(南アルプス公園線)の終点です。自転車ルートとしては、甲府盆地側から櫛形山林道、丸山林道と走ると奈良田でこの県道37号線に到達します。しかし、この奈良田から最も近い駅(身延線「波高島」)まで36kmと、山奥感が半端ではありません。いきなり挑戦するのはあまりにも無謀、まずは車で様子を伺うことにしました。
横浜から県道37号線の起点となる身延町までのルートをGoogle Mapで検索すると
が出てきましたが、どちらも観光という点では面白みを欠きます。それではと、御殿場から籠坂峠を超え、山中湖、本栖湖で観光して、本栖みち(自転車コースとして興味津々)で身延町へ至るというルートを選択しました。
まずは、山中湖パノラマ台。この時期としては、最高のコンディションです。
山焼きが行われたようで、ススキの野原は真っ黒。
本栖湖から国道300号線(本栖みち)に入り湖を半周。千円札の富士山で有名な本栖湖中ノ倉峠展望地からの眺めも最高でした。
中ノ倉トンネルを抜け、少し下ると道路脇に南アルプス展望台があります。雪をかぶった3,000m級の南アルプス山々(赤石岳、荒川三山)を一望できる中々のView Pointでした。
「チロル風の集落」と看板に説明があった丸畑(木喰:もくじき)集落。高山に囲まれているので谷底に見えますが、実際はかなりの山中にある集落です。
展望台から下部温泉までは約17km、高度差700m、激坂ではありませんが延々と登り続けるのはキツそうです。補給ポイントもありませんので、しっかり準備してチャレンジする必要があります。
富士川を渡り、いよいよ南アルプス公園線へ突入しましたが、車で走っても36kmは長かったです。写真は、28km地点の西山温泉郷入口あたりの渓谷。川幅も狭まり巨岩がゴロゴロしてきました。
奈良田の西山ダム。人影はありません。というか県道37号線全線に渡り、交通量は極少でした。
そしてお目当の丸山林道の合流地点を確認できました。ここから身延線の波高田までは、ほぼ全線下りとなるので疲れ果てていてもなんとかなりそうですが、補給ポイントは全くありませんでした。