リハビリ終了検定:ヤビツ峠
当初の計画では、宮ヶ瀬土山峠をクリアしてからヤビツに挑むつもりでしたが、なんとかなるだろうとスキップしてリハビリ終了検定を強行。ところがこれが波乱の結末となりました。
6:30、寝坊しましたが、久々の早朝スタートです。江ノ島の定点ポイントからは雲ひとつない富士山が見えましたが、霞んでいます。
相模大橋を越えるところで気温は8℃、134号線は追い風に乗って気持ちよく巡航できました。ヤビツ峠ルーティンとなったデニーズ朝食を取り、金目川を秦野へ向けて遡上します。
名古木のセブンイレブンには、既に20名以上のライダーが集結し出発準備をしていました。年々、人が増えている気がします。
10:00に名古木をスタート。(ここから先の写真は、帰路に撮影したものです。)
スタート直後の豆腐屋の坂を登り始めて、あれーヤッパきついぞ!と早くも愚痴がこぼれます。蓑毛の本格的な登りが始まる直前にピンク色の桜の木がチラッと見えましたが、既にゼイゼイ、ハーハーしています。当然のことながら何台もの自転車が快調に追い抜いていきます。
水車のところを通過する頃には、今日は蓑毛バス停でリタイヤ?という結末が、頭の中でグルグルしていました。
ところが水車を過ぎたあたりで意識が飛び、気がつくと蓑毛のバス停が近づいていました。どうやらランナーズハイ状態で蓑毛を登りきったようです。
斜度の緩い中盤区間は無理をせず省エネ走行、菜の花台手前のきつい登りに備えましたが、久々の長距離ヒルクライムでお尻が痛く先行き不安になりました。
浅間神社を通過し、徐々に斜度がアップ。苦手のヘアピンでは、対向車がやってきてしまい、インコースを頑張りました。
昨年から菜の花台手前区間が工事片側交互通行となっていましたが、ほぼ工事が終了したようです。この日は、路面に散水車で水を流して清掃していました。この散水、半端ない水量で、盛大に水しぶきを上げながら通過します。
菜の花台。これはなんとなく行けそうな雰囲気です。
久しぶりの丹沢の山並み。
眼下の秦野市街をチラッと眺めて、ペダルを回し続けます。
表丹沢林道ゲートまでの終盤の難所をクリア、あと一息です。
最後の左急カーブ。
大山をロックオン。
そして、半年ぶりのヤビツ峠に到達。
タイムは、79分でしたが、これは今日は目を瞑りましょう。ヤビツ登坂成功は、いつも嬉しいのですが、今回は格別です。ともかく、
リハビリ終了検定:合格!!
と、この時点では思いました。
写真を撮りながらユルユルと下山し、帰路につきます。予定通り目標を達成できたのが嬉しくて、ペダルも軽く絶好調で平塚市街まで戻りました。
しかし、ここで異変が発生します。
ありゃ?なんだかお腹が痛いぞ!
痛みが急速に強まります。頭もクラクラするし、パニック状態です。堪りかねてコンビニで緊急停止、トイレとコンビニのイートインスペースを3往復する事態となりました。なんとか痛みは治まりましたが、ヘロヘロで体に力が入りません。自宅まではまだ40kmあります。途方にくれたのですが、幸運にもコンビニの隣がタクシーの営業所でした。セダン型のタクシーしかなく、自転車の積み込みにひと苦労しましたが、なんとか搭載、ぐったりした状態で横浜まで帰宅しました。帰宅後も丸一日眠り続ける事になりましたので、自走での帰還は厳しかっただろうと思われます。
さてこの腹痛事件の原因は何でしょう?
ヤビツの下りで体が冷えたことが第一に思い当たりますが、術後の体はまだまだ不安定であるという現実を直視する必要ありです。筋肉系はこのひと月でリハビリ完了でも、内臓系についてはもっと長期的に考えていかねばなりません。という事で、
リハビリ終了検定:条件付き合格(無理無茶禁止)
というのが、今回の結論となりました。
走行距離:89.1km、獲得標高:1,002m、消費エネルギー:2,358kcal