初雪の富士を眺めに大観山へ
今週は、台風19号で記録的な雨量を記録した箱根の様子を確認に行くことにしました。小田原を起点とし、湯河原から椿ラインで大観山へアプローチして初冠雪の富士山を拝んで芦ノ湖へ下り、箱根旧道で小田原に戻るという計画です。
これまで数回大観山を訪れていますが、富士山の姿を拝めたことがありません。その理由は、大観山に到着する時間にあります。自宅から湯河原まで70km自走し、それから標高差1,000mのヒルクライムとなると、大観山到着は昼頃、富士山は既に雲の中というパターンを繰り返しています。そこで今回は小田原まで輪行して 10:00@大観山 を目指しました。
6:15@小田原駅をスタート。スタート地点を湯河原駅するべきかと迷いましたが、ヒルクライムに備えてウォームアップに真鶴旧道を走ることを選択しました。
6:35@早川の河口。暴力的な濁流と化した早川の報道映像が強く記憶に残っています。その後二週間経過しましたが、まだ、水は茶色く濁っていました。
早朝の真鶴旧道は、交通量はほぼゼロ。ちょうど良いウォームアップとなり、小田原下車で正解でした。
7:35@湯河原海岸でトイレ休憩。周期的に大波が打ち寄せ、水飛沫が上がります。「午前中は晴れ」のはずですが、曇り空です。今日も富士山を拝めないの?とブルーになります。
8:02@湯河原温泉街。斜度がジワジワと上がり始めます。この付近から椿ラインの基点までが何気に辛いんです。
赤くなっているのは桜の葉、周囲の木々はまだまだ緑、フェイク紅葉写真です。
8:19@奥湯河原の温泉街を通過し、椿ラインHCをスタートします。
8:37@いつも暴走バイクが折り返しを行うポイントのあたりで、太陽が姿を現しました。まだ、静かな椿ラインです。
前夜の雨でちょっとウェットなコンディションですが、心地の良い湿り気です。水をたっぷり含んだ苔が太陽光を浴びて輝きます。
9:12@ししどの窟。自宅から70km走ってのヒルクライムの時は、ここまでがとても長く感じるのですが、今日はあっさり到着です。暴走バイク1号君が先に到着していましたが、お仲間の現れる気配はなく寂しそうでした。
9:47@斜度がきつい区間を突破、箱根レーダー局が見えてきます。
ザーザーと音がするので見上げると、斜面から水が吹き出していました。こんな光景は初です。山は、まだたっぷり水を抱え込んでいるようです。
レーダー局カーブを曲がると椿ラインの絶景ポイントがあります。朝のグズついた空模様から一転、秋空のもと天城の山並みまで見通せました。
10:13@ちょっと遅れましたが大観山に到着。狙い通り冠雪した富士山の姿を拝むことができました。風も弱くて寒くはありません。ベンチに座って、まったりと富士山を鑑賞しました。
10:54@観光船が運行を再開した芦ノ湖、水位が通常より1m程アップしていました。護岸の一段目は水没しています。観光客の姿は、それなりにありますが、このシーズンの週末としては少ないのでしょう。
11:12@お玉ヶ池は、水位が2、3m上昇していました。遊歩道は完全に水没してしまい全く見えません。
水位が上昇したことにより、こんな写真を撮ることができます。
天気が良いので甘酒茶屋は混んでいるかと思いましたが、先客一組だけ。うぐいす餅を美味しくいただきました。
箱根旧道は、斜面の崩落箇所もなく普段通りです。この日も多くの自転車とすれ違いました。
12:00@小田原に戻ってきました。往路で輪行したので復路は自走して帰ります。しかし、本日のテーマは既に完了しており、モチベーションの維持に苦労しました。次回は、箱根の山中をもっと走り回り、輪行で帰宅するプランにします。
走行距離:116.6km、獲得標高:1534m、消費エネルギー:2,234C