2018-紅葉狩りライド:渓流の落葉ロードを遡り柳沢峠へ
11/10、紅葉シーズンに再訪すると決めていた林道泉水横手山線に行ってきました。
6:43@霧の奥多摩湖を通過。前夜の雨の影響で山梨県に濃霧注意報が出ています。
昨年は奥多摩まで輪行して大菩薩ラインを一ノ瀬高原経由で塩山まで走り、紅葉を堪能しましたが、今日の主目的は泉水谷の秋をチェックすることです。紅葉見物に十分な時間を当てるために全行程を短縮、車載して奥多摩湖畔を起点に動き回る作戦としました。
往路で泉水横手山林道を遡り柳沢峠、帰路は大菩薩ラインを一気にダウンヒルして奥多摩湖畔に戻ります。コースに変化を付けるために、初挑戦となる今川峠(距離2.5km、平均斜度10.6%)を往路に組み込みました。手強い峠であることは承知の上です。さらに、時間に余裕があれば一ノ瀬林道も走破してしまえ!という妄想的オプションも用意しました。
7:25@奥多摩湖深山橋のたもとの駐車場をスタート。国道139号線で小菅村を目指します。昨夜の雨で路面はウエット、山は霧に覆われています。予想以上に湿り気たっぷりのため、林道の未舗装部分の状態が気になります。今日は泥まみれかなぁ?
陽が昇るに連れ、霧の中から色鮮やかな紅葉が姿を表しました。まるで虹のようです。
7:57@小菅村では爽快な青空が迎えてくれました。
8:02@自転車ブログでよく目にする小菅村のT字路です。山腹に見えるガードレールは、大菩薩峠方面です。
右折直後は渓流沿いを緩く遡ります。
8:07@まもなく斜度が一気に上昇、今川峠ヒルクライムがスタートします。
コンスタントに斜度12%、一瞬ですがガーミンが17%と表示するのを見ました。斜度10%が息抜きに感じるタイプの峠道です。
8:37@何もないシンプルな今川峠(標高947m)に到達。タイムは 33分20秒(遅;)。無心でただただペダルを回すことに没入していたので、30分も格闘していた感覚はありません。達成感のある素敵な峠でしたが、コース終盤にこんな峠が現れたら、即、押し歩きです。
丹波山側は朝日を浴びた紅葉が綺麗でした。標高900m付近で紅葉がピークというのは、泉水谷の標高を考えるとちょっとまずいかもしれません。
ローラー滑り台横の強烈な斜度の直線を下ると丹波山村中心部です。丹波山側から今川峠にアプローチする場合は、このローラー滑り台が最難関区間ですね。
9:00@丹波山川を渡り大菩薩ラインに入りました。美味しそうな実をたくさん付けた柿の木ですが、渋柿かな?
集落を抜けると、紅葉ど真ん中でした。こりゃぁ、完全にまずいぞ〜!
羽根戸トンネル付近の丹波山渓谷、岩壁に紅葉が綺麗な場所ですが、この地点を通過する時間帯(午前中)は日陰で薄暗いのです。もっと光を!といつも思います。
9:32@林道泉水横手山線への分岐が見えてきました。自転車を担いで林道ゲートを通過。まずはエネルギー補給します。早くもおにぎりを頬張りました。
9:45@泉水谷の遡上を開始。ここからは自己責任です。
紅葉は既に終盤を迎え、落ち葉が路面を埋め尽くしていました。これだけ大量にあると落ち葉も主役です。
陽の当たらない区間は完全に落葉しています。紅葉のベストタイミングはいつだったんでしょうか?
前回訪問時にも渓流まで降りて撮影したポイント。大量の落ち葉が岩の上に堆積していました。
陽が当たる区間は、最後の紅葉が美しいです。渓流の景色と引き換えに斜度がアップするのがこの林道の掟、かなり呼吸が荒くなって来ました。
10:39@未舗装区間(その1)。なんと砂が大量に投入され、路面が整備されています。
これなら乗車して進めそうだなと思ったところ、道は超大量の落ち葉に埋め尽くされました。タイヤが空転して乗車どころではありません。押し歩きスタートです。
前回は新緑に覆われて見えなかった渓流ですが、今回はよ〜く見ることができます。
10:55@作業中のホイールローダーに遭遇。落葉を片付けています。そういえば入口ゲートに整備工事実施中の掲示がありました。お仕事の邪魔にならないように、片付けが一区切り付くのを待ってからこの地点を通過しました。
11:06@前回悲鳴をあげた斜度20%のコンクリート舗装部分は、濡れてグチャグチャの落ち葉に埋め尽くされていました。自転車を押し上げるのも一苦労です。
さらに進むと、前方から工事関係者がやって来ます。一言あるかな?と緊張が走ります。すると「この先に倒木があるので注意してくださいね」と親切に教えていただきました。幹の太さ20cm位の木が道を塞いでいて、ショベルカーも動員しての撤去作業中でした。
11:13@楽しみにしていた大黒茂谷出会いの紅葉は既に終了していました。ちょっとガックリ!
11:30@水晶橋を通過したところで休憩としました。柔らかい日差しがあり、寒くはありません。周囲に誰もいない空間を満喫します。
泉水谷区間の後半はほとんど押し歩きでしたが、牛首付近からは斜度が緩み、ようやく乗車可能となります。
路面の状況が春よりも良好です。砂が投入され整備されているのです。多摩川源流域の林道は、東京都の水資源局の管理下にあります。さすが東京、お金持ちです。
11:45@押し歩きから一転、楽しいグラベルサイクリングとなりました。
遅れを挽回しようと、調子に乗って少しガレた区間も乗車して進んだのですが、、、
パンク しました。
若干、いえ、かなりの不安に襲われます。チューブ交換までは問題ありませんが、最後のタイヤを嵌めるところでいつも苦戦しているのです。
12:44@日当たりの良い場所まで押し歩き、覚悟を決めて修理を開始。やはり最後の部分で少し手間取りましたが、なんとかタイヤを嵌め込むことに成功しました。ホッ。
13:26@新横手山峠(標高1,553m)は写真を一枚撮っただけで通過します。
峠には眺望がありませんが、少し下ったところからは笠取山方面が見えます。午後になって急速に雲が広がり始めています。
下りの路面は、所々に雨の影響で溝ができガレた場所がありましたが、全体的には良く整備されていて乗車率90%でした。路面が落ち葉で覆われている場所も多く、安全第一で下ります。
13:57@泉水横手山線を突破。トラブルもありましたが、この林道は楽しいです。来年は、少し早めに訪れましょう。
14:16@予定よりも1時間遅れで柳沢峠に到着。富士山が見えないのは想定内、帰路に一ノ瀬林道に立ち寄る時間がなくなったことも想定内です。
14:33@時間が押しているので峠の茶屋で肉うどんを食べるのは諦め、ダウンヒルを開始。
未だ訪れることのできない、笠取林道、大ダル林道のゲートを覗きながら下ります。三窪高原、深静峡などの観光スポットのある笠取林道が面白そうですが、この林道入口ゲートに到達するまでにパワーを使い尽くしてしまうのが実情で、いつ実現できるのやらです。
紅葉を楽しみながら大菩薩ラインを下ります。丹波山村と奥多摩湖の中間付近が紅葉のピークでした。そろそろ地元神奈川でも紅葉を拝めそうです。
16:03@薄暗くなり始めた奥多摩湖畔に帰着しました。
今週は、道の駅小菅に併設されている小菅の湯で汗を流そうと考えていたのですが、11月〜3月は営業時間が短く、17:00受付終了、18:00閉館です。暢んびりできない温泉では意味がないので、二週連続でつるつる温泉となりました。
走行距離:63.1km、獲得標高:1,660m、消費エネルギー:1,992kcal