夏ライド、美ヶ原高原を横断、絶景の連続でした。
美ヶ原高原を横断すると決めたのですが、実はどんな道を行くのか、よくわかっていません。Google Mapの衛星写真では、二次元的にしか確認できません。後は、
- 東は山本小屋、西は自然保護センターが起点
- 歩行区間(自転車は押し歩き)
- 王ヶ頭がコース上の最高地点(2,034m)
- 王ヶ鼻(絶景ポイント)へはちょっと寄り道が必要
などの断片情報があるのみでした。
11:43@県道178号線の終端に位置する山本小屋ふるさと館から歩き始めました。気温は20℃位で、風が吹くと汗が冷えて少し寒いです。ちょっと迷ってウィンドブレーカーを着込みました。
八ヶ岳は雲の中ですが、蓼科方面がよく見えます。特徴的な形の山は、蓼科山でしょうか。ビーナスラインにもいつか行ってみたいです。
11:49@山本小屋には宿泊者用の駐車場があったので、まだこの辺りは、車で入ってこられるようです。山本小屋脇のこのゲートが高原東側の起点でした。
うっ、ひゃー
なんじゃ、この景色は!!
暢んびりと草を食む牛、その向こうには、天空へニョキニョキと伸びる奇怪な電波塔群が見えます。あの辺りが王ヶ頭です。標高1,900mの山上に、これだけ広々した空間が存在するとは驚きでした。
草原にポツ〜ンと存在する石造り構造物、美しの塔。ここは北海道か?という景色です。
こいつは、人間に興味があるようで、行き交う人をそっと観察してました。
美しの塔の先で道が二手に分かれます。左の道の先にトイレがあったので、左を選択しました。少し先を行く団体さんも左に進んだので、大丈夫でしょう。
トイレを済ませ、さらに進むと、こんな場所に、、、
12:17@案内板があり、現在位置を確認。メインルートから逸れて「アルプス展望コース」いることがわかりました。
この先はというと、こんな感じです。
美ヶ原高原の端を辿るトレッキングコースのようです。道幅は細いですが、自転車を押して進めそうです。行けるところまで行ってみましょう。
崖っぷちなので、常時、絶景です。
北アルプスは雲に隠れて見えませんでしたが、雪の残る御嶽や乗鞍は確認できました。空気の澄んだ季節には、超絶景のはずです。
12:30@ところどころで自転車を持ち上げたり、担いだりしながら、軽いアップダウンの道をトレッキングの集団に混じって進みます。途中で暑くなってウィンドブレーカーは脱ぎました。
トレッキングの人からの質問第一位は、
トレッキングの人 ( *_* ) ツールド美ヶ原を走ったんですか?
私 (⌒-⌒ ; とんでもございませんよ〜 反対側から来たんです。
時々すれ違いで渋滞が発生するのですが、こんな景色を眺めていれば、全くイライラしません。
13:08@王ヶ頭の50mほど下を通過、少し先でメインラインと合流します。王ヶ頭へ登る道がありましたが、200mほど自転車を担ぐ必要があり、ちょっときつい。見える景色は変わらないだろうとパスしました。王ヶ頭は、次回訪問時のお楽しみに残しておきましょう。
アルプス展望コース、大正解でした。ただし、強風時は風に煽られ崖下転落となるリスクがありますので、くれぐれも注意してください。
最後のランドマーク、王ヶ鼻への道は軽い上り坂でした。しっかりした道標があるので、霧にでも覆われない限りミスコースの心配はありません。
山上に見える通信設備付近が王ヶ鼻だろうと思っていたら違いました。通信設備の手前で左へ曲がります。
ここは担ぎで突破します。
13:25@王ヶ鼻(2,008m)に到着。ここが本日の最高地点、目標の2,000mをギリギリでクリアしました。
王ヶ鼻は、高原の西端に突き出した位置にあり、視界は抜群です。当然のごとく、絶景だらけでした。
北アルプスが見えなくても、東西南北、絶景でした。
日差しは強いですが快適な気温です。この景色をおかずにおにぎりを食べます。
美味いに決まってますよ〜
14:10@王が鼻からは下りの道、20分ほどで西側のゲートに到達しました。途中で、王ヶ頭ホテルの送迎バスとすれ違いましたが、しんどそうに上っていきます。
14:14@西側の起点、美ヶ原自然保護センターに到着。とても静かです。午前中にツールド美ヶ原が開催されていた気配はどこにもありません。逆にレースが開催されていたので、普段より訪れる人が少ないのかもしれません。
上田方面の眺めは、K464からの方が勝ちですネ。
14:30@名残惜しいですが、美ヶ原高原を後にしました。西伊豆スカイラインをスケールアップしたような高原の快走路ですが、疲弊した私の脚には、アップダウンが堪えます。
14:45@前方に見えるのが、地図上に「思い出の丘」と記されていた地点です。さすがと登る気力は、ありませんでした。
思い出の丘を通過すると、林間の下り坂となりました。逆方向から来た場合は、ここで一気に眺望が開けて、感動の瞬間となるはずです。
14:51@武石(たけし)峠。ここで右折して、県道62号線を上田方面へ下りました。
K62にもカーブ番号標識がありました。こちらは、80番台からカウントダウンです。路面状況はK464よりも良好で、ダウンヒルするならばK62の方がお勧めです。交通量も極少ですが、細かいカーブが連続するテクニカルな道なので慎重に下りました。
15:14@武石観光センターに到着。往路は2時間かかったところを20分で下って来ました。この辺りでも標高1,000m以上なのですが、モワッと暑いです。
15:45@道の駅「マルメロの駅ながと」に無事に帰着。併設の長門温泉やすらぎの湯(500円、この手の施設としては破格の安さ!)で汗を流しました。
帰路は、偵察を兼ねて国道254号線を下仁田まで車で走ってみましたが、路肩の狭い長いトンネルの連続、おまけにすれ違うのは大型トラックばかりと、自転車には酷な道でした。妙義荒船林道へのアプローチには、旧道を利用する必要がありそうです。
走行距離:33.4km、獲得標高:241m、消費エネルギー:760kcal