Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

向かい風に真っ向勝負の荒川CR

昨年12月から今回のコース「荒川CRを森林公園まで走って、輪行で横浜へ戻る」の実行タイミング(=北風の弱い日)を狙っていました。そして1月7日(日)、満を持して決行したのですが、北西の風 3m〜4m の中を終日走り続ける苦行となりました。前日(北西の風 1m)がベストタイミングでしたが、完全に天気を読み違えました (ノ_-。)

5:45@久しぶりに東京方面へ向かって走り出しましたが、早くも向かい風でペダルが重く、「ヤッチマッタ!」感が漂います。

6:09@まだ暗いMM地区を通過しますが、ビル街を吹き抜ける突風に自転車が煽られます。

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6:58@六郷橋を渡り東京に入るタイミングで夜明けを迎えました。向かい風と信号ストップで、平均時速20km/hを維持するのが精一杯。

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7:54@気が付けば東京タワー、ようやく芝公園です。ここまでトイレ休憩のみで走り続けているのですが、さっぱり進みません。

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8:10@日比谷通りで大手町を通過。

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スタートして2時間半経過、エネルギー補給のため神田小川町デニーズで朝食休憩とします。このまま本当に荒川CRに突入するんだよな!と覚悟を決めてライドを再開しました。

8:54@御茶ノ水聖橋を通過して本郷通りへ左折、ちょうど一年前に入院していた東京医科歯科大学病院の横を通過します。

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10:06@荒川CRに到着。新荒川大橋を目標にしていたのですが、右折ポイントを見落として上流の戸田橋まで来てしまいました。自宅から55kmに4時間もかかっています。

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戸田橋から下流方向へは走ったことがありますが、上流方向は初めてです。事前にコースを調べると、メインルートは、右岸、左岸を行き来することが判明。こりゃ堪らんとルートを作成したのですが、デバイスへのアップロードが不調で、地図なしとなりました。このため、この日は記憶と勘を頼りに走ったのですが、途中で迷走、一体どこを走っているのか判らないまま一日を過ごすことになりました。そこで Strava の走行記録と写真から自分の走行軌跡を振り返って見ました。

まずは、秋ヶ瀬橋までの右岸区間。風への順応区間でした。

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荒川CRを走り始めたものの、遮るもののない河川敷、風の勢いがワンランクアップします。風に煽られながら右岸の土手の道を進みます。東京外環自動車道の下を潜りますが、突風に飛ばされそうになりました。「橋の下、風の道だぞ、要注意!」とメモリに書き込みます。

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10:30@朝霞水門を通過。そろそろ左岸へ移動しなければならないのですが、

橋なんて、ないじゃん!

早くも道を間違えたか?と心配になりました。

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10:44@ようやく現れた橋が、左岸への渡河ポイントの秋ヶ瀬橋でした。ルートを作成した際には、スグだなと思ったのですが、それなりに時間がかかりました。単にスピード不足とも言えますが、、、

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ここで、またひとつ学習。神奈川県で橋を通過する場合は、そのまま車道を走ってしまいます。最も長い相模川河口の相模大橋でも、せいぜい500mです。ところが、この秋ヶ瀬橋、いざ渡ろうとすると、長い!1km以上ありそうです。私のようなノロノロ自転車が車道を走ると迷惑になるぞと歩道へエスケープ。どうやらこれが正解だったようで、他の自転車の方々も歩道を走っていました。

左岸へ渡ると秋ヶ瀬公園です。ここでトイレ休憩を済ませました。

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ルート作成時に少し不安になった秋ヶ瀬公園付近ですが、たくさんの自転車が走っていたので迷うことはありませんでした。

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11:12@路面に目標地点の森林公園までの距離がペイントされていました。39kmなので2時間もあれば到着するかと思ったのですが、、、

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11:16@向かい風真っ向勝負の田圃の中の一本道。ヒルクライムと同じような心拍数で走らないと進みません。

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予想外の富士山に驚き! 荒川CRからこんなに大きく見えるとは思っていませんでした。

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この区間から迷走が始まります。

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11:34@川越線の踏切を越えると上江橋でした。確かこの橋で右岸に移動のはずと思ったのですが、先を行く自転車がそのまま直進するので付いて行くことにします。

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上江橋を過ぎて少し行くと工事区間に突入しました。迂回路として一般道に誘導されたのですが、ここで先行する自転車を見失ってしまいました。そんな時に限って分岐点が現れます。ここは勘で行くしかありません。

11:44@その結果、ご覧の通りの結末を迎えました。

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前方に道が見えているのですが、幅1mほどの用水路で隔てられています。大人しく戻るのも癪だったので、自転車を担いで用水路を超えを敢行しました。その後も色々な障害物を乗り越え抵抗しましたが、抵抗むなしく一般道に戻されてしまいました。

何度目かのチャレンジで、なんとかそれらしき道に出ましたが、、、

ここはどこよ?

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気がつけば4時間近く走り続けています。どこかに腰を下ろしてエネルギーを補給をしたいのですが、あたりにはベンチのようなものは皆無だし、風を避けるような場所もありません。

11:55@と、いきなり目の前にうどん屋「川岸屋」が出現しました。

ここで休め!という天の図らいに違いありません。

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店に入ると先客は二人だけ、あまり期待せず「肉汁付けうどん」を注文したのですが、

これが美味!

麺は、讃岐うどんの対極にあるような腰のなさなのですが、もちもち感たっぷりでした。程よく甘辛いつけ汁とのコンビネーションも最高で、一瞬で汁も含めて完食です。大盛りを注文するんだったと後悔しました。食べている間に次々とローディーがやってきて、あっという間に満席になります。ここは人気店なんだと、改めて納得です。

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12:20@大満足で川岸屋を出発します。川岸屋のコーナーには、CRの案内板もあり、無事、コース復帰できていることも確認できました。

12:30@何もない河川敷にオブジェのように立つ枯れ木が印象的でした。この辺りで榎本牧場を通過したはずなのですが、なぜか記憶に残っていません。

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次の区間で再び迷走。左岸からの脱出を図りました。

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どのあたりを走っているのかわからないまま進んでいると、いきなりブ〜ンという音が聞こえてきました。見上げると、頭上50mくらいのところをセスナがスローモーションのようにゆっくり飛んで行きます。ようやく現在位置がホンダエアポート付近と判明しました。

12:40@泉福寺という立派なお寺の前を通過しましたが、その先の圏央道の橋を超えるところで再び迷子となります。

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12:54@迷った末、辿り着いたのがこの八幡神社。鳥居の横の案内板でここが桶川市であることがわかったのですが、

桶川ってどこ?

です。土地勘のない場所を走るというのは、こういうことかとまた一つ学びました。

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目的地の森林公園は右岸ですので、どこかで渡河しなければなりません。次に現れた荒井橋でエィと右岸に渡りました。橋を渡りきったところにCR風の土手道があったのですが、自転車の影はありません。少し一般道を走っていれば道路案内標識があるだろうからそれを見て判断しようと、土手道はパスして直進しました。

13:16@偶には勘が当たることもあるようで、しばらく進むと「さくら堤CR」とクロスします。自転車の往来もあり、この道が正解のようです。CRに沿って1kmほど桜が植栽されているので、シーズンには桜のトンネルになるであろう、よく整備された区間でした。

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13:33@河口から62km地点に「川幅日本一」のペイントがありました。利根川でなく荒川がNo.1というのが、ちょっと驚きでした。

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いよいよ最終区間、川沿いを離れ、森林公園へ向かいます。

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13:43@雪を冠った上越の山並みが近づいてきました。向かい風と戦い始めて4時間弱、もはや時速20km/hをキープできません。

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14:03@川沿いのCRが終了し、県道307号線に入ります。この区間は、案内標識が設置されているので迷う心配はありませんでした。

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県道に沿って歩道と兼用のCRが設置されているのですが、車道の方が圧倒的に走りやすいです。

14:24@ついに国営武蔵丘森林公園に到着。森林公園が、入園料が必要な施設とは知りませんでした。

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14:42@公園入口のベンチで一休みして、熊谷駅を目指して出発。

道路案内に従って県道173号線に入ると、なんと自転車通行禁止です。仕方なく歩道を走りますが、この歩道は、ボコボコに波打っている上に至る所で雑草に覆われていて、難儀しました。

15:10@荒川大橋を渡り左岸の熊谷市内に入ります。荒川ともお別れです。

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15:25@熊谷駅北口に到着。

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秩父や西上州への輪行に備え、JR高崎線を経験するのもこの遠征の目的の一つでした。熊谷駅は、輪行の支度をするフラットなスペースがあり、2階の改札へはエスカレータを利用できるので、なかなか便利。日曜日の夕方の上り列車は、ほぼ混雑なしで、100分で横浜まで連れ帰ってくれました。今年は高崎線に何度かお世話になりそうです。

走行距離:125km、獲得標高:572m、消費エネルギー:2,433kcal