全然リハビリライドじゃなかった大楠山(非推奨ルート編)
推奨ルートとしてレポートした湘南国際村ルートを走る前日のことです。
大楠山への登山ルートを調べていると、「頂上付近に駐車場」の記述を発見。どうやら芦名口ルートは車両通行可能なようです。早速ストリートビューで確認すると、一部ダート区間がありますが十分走れそうな道です。
これでいいじゃん!
とあっさり決定しましたが、お膝元の三浦半島ということですっかり油断していました。
134号線の大楠山入口交差点を三崎口方向へ向かって左折します。
バスターミナルとコンビニがあり、その先すぐに大楠山への分岐があります。このまま直進してひと山越えれば、横須賀菖蒲園です。
まずは住宅街のゆるい坂を進みます。
すぐに、こんな風景に。
5分とかからず、大楠山登山口です。登山口の看板のところからコンクリート舗装になっているのがちょっと気になりますが、、、突入!
案の定、Welcome 10%超区間のお出迎えです。
リハビリ中なのにこんなの登って大丈夫?と今更思いましたが、折り悪く後ろから車がやって来ました。ここでストップしても退避するスペースがないので、登り切るしかありません。
100mほどでWelcome 10%は終了、ようやく車に先へ行って貰いました。この辺りの路面は、ダートと言っても踏み固められた土なので十分走行可能範囲です。
少し進むと、コンクリートの路面が見えて来ましたが、その傾斜が、、、
30mほど踠いて、この写真のポイントで諦めました。斜度15%以上ありそうな登りが続いています。転けずに停まれただけでもラッキーでした。
こんなはずではなかったのに??と思いながら自転車を押して登ります。
登り切ると、再びダート。ダート部分の斜度は5%程度と大したことはありません。
ここでようやく気づきました。
この道、激坂部分だけ舗装してある!
やっちまったようです。ストリートビューでは斜度を正しく認識できていなかったのです。となるとこの先も、、、
景色は、すっかり山の中です。
恐る恐る進むと、次に現れたのは、な、なんと菜の花畑でした。完全に意表を突かれました。
この菜の花畑のところで「大楠山へ1.4km」。
ここでビンディングシューズをトレランシューズに履き替えることにしました。駐車場から頂上までの区間のために持ってきたとトレランシューズですが、前倒しで投入です。何故なら、菜の花畑の先には、これまで以上に強烈な登りが待ち受けていたからです。強烈な登り坂を自転車を押し上げるには、トレランシューズの方が圧倒的に有利、ダート部分の不安定な路面に対しても、足の自由度が高い方が安全です。私の自転車のペダルはLook Keo、踏み面がそこそこあるのでトレランシューズでもなんとか漕げます。
再びダート区間。少し泥濘んで来ました。さらに舗装路の痕跡のような路面も登場、ガタガタ路面の段差に苦しめられます。どんどん走り辛くなって来ました。
ストリートビューで確認できた最後の地点に到達。ここが駐車場と思っていたのですが、道はまだ先へと続いています。
登りの最後の部分です。突き当たりには、NTTの無線送受施設がありました。この辺りもかなり走り辛く、半分くらいは押し歩きとなりました。
ようやくレーダ雨量観測所に到着。大楠山入口交差点からちょうど1時間です。
駐車場の柵に自転車をロックして、頂上へ向かいます。
階段を150m登れば頂上です。
この日は、曇り空で残念と思ったのですが、意外と遠方の景色もはっきり見えました。
横須賀方面。
三浦半島先端部。こんな形をしていたんだと、ちょっと驚きがありました。
大島の島影。
帰りは、ハイカーに気を使いながら、そろ〜りそろ〜りと慎重に下山。リハビリライドの範囲を完全に逸脱してしまいました。
このルートは、マウンテンバイクならともかく、明らかにロードバイクには非推奨です。私は、たまたまノートラブルで帰還できましたが、パンク、転倒などのリスク満載のコースであることをご承知ください。
今年、林道探索にチャレンジしていくと、必然的に今日のような悪路を走破しなければなりません。やっぱりグラベルロードかな〜と思うこの頃です。
走行距離:67.8km、獲得標高:621m、消費エネルギー:1,707kcal