大山寺の紅葉と蓑毛散策
先週は風邪気味で体調不良、好天にもかかわらず走れませんでした。二週間以上走っていないので、またコンディションの立て直しが必要です。
今週の目的地は、紅葉が見頃を迎えている大山寺です。2014年にもこの時期に訪れ、衝撃的な紅葉に驚かせられました。今年はどうでしょう???
混雑が予想されるので、5:00には出発するつもりでしたが起きられず、6:00にスタートです。最低気温10℃、最高気温20℃という気温差への対処に悩みましたが、冬用インナー、長袖ジャージでスタートし、暑くなったら半袖ジャージに着替えるという安全策をとりました。
昨夜の雨で、路面が濡れています。鎌倉街道を大船付近まで来たところで、周りが白くなって来ました。「え、霧?」と思いつつ進むと、東海道線の陸橋を超えたあたりの視界は100m、白い世界に包まれました。サングラスにも水滴がつき、ますます先が見えません。
7:20@境川CR鷺舞橋休憩所の様子です。なんとも幻想的な写真となりました。
8:00を過ぎた頃から日差しが力強くなってきて、霧はあっという間になくなりました。まさに「霧散」です。伊勢原運動公園コンビニ駐車場からは、青空をバックに目的地の大山がクッキリと見えました。写真の右端に工事中の脚橋が見えますが、第二東名のものです。数年後には、ここからの眺めも様変わりしそうです。ここで長袖ジャージから半袖ジャージに着替えて登坂準備完了。「いざ大山へ!!」と気分が高まります。
伊勢原カントリーのところから、本日の本格的な登坂が始まります。大山がどんどんと大きくなっていきます。いつもと違うのは、紅葉見物客を満載したバスが何台も登って行くことです。
まだ9:00ですが、林道入口の清水屋さんのところから渋滞が始まっていました。
9:14、林道に突入しました。入口のところに看板があり、浅間山林道起点と書かれています。林道ゲートが起点ではなく、ここが起点なんですね。
スタート直後の10%超区間を通過すると平坦なルートとなります。いつもより登って行く車が多いのですが、それも2台と5台の違い、静かな山道です。
9:35@阿夫利林道起点を通過します。
少し登ると視界が開け、紅葉した山並みが見えてきました。
10%区間と平坦区間を何度か繰り返すと、ケーブルカーの麓の駅が見えてきます。
新緑の季節とは違った、いい雰囲気の秋の山道です。
10:02@大山寺に到着。期待通りモミジが見頃です。
繊細さには欠けますが、圧巻の紅葉です。
今日は半袖ジャージだけではなく、輪行時に使用するスニーカも背負ってきました。その理由は、この階段を下るためです。ロードのシューズで下るのはちょっと怖い斜度です。まだ10:00ですが左側の上り階段は人で渋滞、やはりもう一時間早く到着する必要がありました。
あまりの人出に早々に退散、下山を開始します。10:50@浅間山林道ゲートまで戻ってきました。大山側からこの林道を走るのはなんと5年ぶりです。
浅間山林道も路面は良好です。斜度も阿夫利林道ほどきつくありません。(5年前は、必死の思いで登りましたが、、、)
11:07@伊勢原の街を見下ろせるポイントを通過。
林道のピークを通過すると秦野市となり、南側の斜面をアップダウンしながら進みます。蓑毛→大山方向より、大山→蓑毛方向に走る方が、少し登りが厳しいです。
対面の山の斜面には、ヤビツ峠へ向かう県道70号線の白いガードレールが見えます。
11:35@蓑毛側のゲートに到着。まっすぐ降れば蓑毛のバス停ですが、以前から気になっていたこちらの道を探検してみることにしました。
コンクリート製の路面を100mほど登ると道はあっけなくダートとなります。昨夜の雨で泥濘んでいるので、これ以上進むは断念して引き返しました。
11:45@蓑毛バス停まで下って休憩しました。今日も多くのローディがヤビツ峠へ登っていきます。私も行こうかと思いましたが、「日暮れも早い」と言い訳を見つけ、やめておきました。その代わりと言ってはなんですが、蓑毛周辺を散策してみることにしました。
いつもはヤビツ峠への通過点の蓑毛ですが、道の両側にはお寺と神社があります。まずは、お寺(蓑毛山法蓮寺)の方へ行ってみると、雰囲気のあるアプローチが出迎えてくれました。
入口には、お地蔵様が並んでいます。何故、いつも六体のワンセット?と思い調べてみると、六道において衆生の苦しみを救うという六種の地蔵菩薩、地獄道を救う檀陀(だんだ),餓鬼道を救う宝珠,畜生道を救う宝印, 修羅道を救う持地,人道を救う除蓋障,天道を救う日光とのことです。何とは無しに素通りしてしまいましたが、もっとちゃんとご挨拶するべきでした。
山門を潜ると、よく整備された境内に見事なモミジがありました。
葉の色づきは大山寺以上、美し〜い!!
最近、建て直されたと思われる伽藍はモダンでした。
続いて、道路の反対側にある大日堂へ。奈良時代にこの地に建立され、享保14年(1729年)に再建された、歴史のあるお堂でした。
その奥には、急な階段が。ビンディングシューズでも上れそうですが、下りは手すりもなく超危険な雰囲気です。今日はスニーカがあるので、この上も探検してみました。
階段の上には小さな社殿があり、「御嶽神社」とありました。地味ですが、秦野一帯の総鎮守だそうです。
蓑毛を堪能し、帰路につきましたが、少し走り足りない感じがあります。それではまだ行ったことがない秦野戸川公園に寄り道するかと、デイリーヤマザキの交差点を右折しました。ところがこの道が思いのほかのアップダウンです。草臥れて平和橋のところで面倒になり退散しました。
帰路は思いのほか元気で、快調に134号線を駆け抜けたのですが、大船のあたりで急激なパワーダウン。鍛冶ヶ谷の丘をヘロヘロになって登り切ったところで、堪らずに休憩。寄り道の10kmが完全に余計でした。二週間ぶりのライドは、ボロボロの状態で帰着と相成りました。
走行距離:134.1km、獲得標高:1,318m、消費エネルギー:3,142kcal