Ride on a ちゃり

パワー不足のエンジン搭載ロードバイクの走行記録

ゆるゆると御殿場線沿いに長尾峠

体調が今ひとつで気分が乗りません。こんな週末が年に何回かありますが、走って汗をかくと意外とスッキリしますので、重い体に鞭を入れて無理矢理スタートしました。今年は富士山になかなかお目にかかれません。それならば、もっと接近すれば拝める可能性も高まるだろうと、まだ訪れたことのない箱根の長尾峠に行ってみることにします。問題は長尾峠へのルートです。横浜からは、3つのルートが考えられます。

  1. 小田原ルート(小田原→仙石原→長尾峠
    *国道1号、旧道、足柄幹線林道などバリエーションあり
  2. 足柄ルート(国府津→地蔵堂→金時山→仙石原→長尾峠
  3. 御殿場ルート(国府津→御殿場→長尾峠

小田原ルートと足柄ルートは厳しい登坂の覚悟が必要なため、本日は回避して御殿場ルートを選択しました。

体調を考え、輪行の準備をして5:40に出発。先週、長袖ジャージでは暑かったので、今週は、半袖ジャージ、長袖アンダーに変更、朝だけウィンドブレーカーを使いましたがこれで正解でした。

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いつもの定点ポイントです。江の島側の海岸線の工事が終了し、綺麗な砂浜となっています。今日は晴れの予報ですが、この時点では雲が多くスッキリしません。それを反映して気分も低調です。

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大磯で休憩、国府津から県道717号線を走って酒匂川CRに入ります。雲が切れてきて、富士山が見えてきました。なんとなく気分が高まり、元気が出てきます。

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酒匂川CRの松田から山北へ向かう区間です。長閑で大好きな道です。いつもの元気レベルまで回復です。

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樋口橋で酒匂川を対岸に渡り、国道246号線に到達します。御殿場まで22km、標高差336mです。

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246号線は今日も大型車両がビュンビュンと走っていますので、県道76号線、727号線へエスケープし、酒匂川沿いを進みます。ほとんど車の走っていない道をのんびり進みます。谷峨付近で東名高速道路の下を通過しますが、妙に迫力のある景色です。

246号線を回避できるのも清水橋まで、ここから裾野バイパスの入り口までの3kmは246号線を走らなければなりません。しかし、この区間は路側帯が広めに設定されていて、車両との距離は十分に確保できました。

裾野バイパスの入り口にあるローソンで2回目の休憩。このローソンには、自転車用のラックが設置されていました。ここから御殿場へは、県道394号線を利用するのが普通のルートですが、今日は御殿場線沿いを進みます。昨年、山中湖を目指してチャレンジした際に県道394号線を利用しましたが、ジワジワ続く登り坂と暑さで消耗し、籠坂峠の登り口の須走でギブアップした経験があります。そのときに御殿場から輪行しましたが、車窓から線路沿いに走るいい感じの道路が見え、次回はこの道と決めていました。

休憩したローソンのところで246号線を左折します。道は御殿場線の踏切を越え、山へと入って行きます。少し不安になりましたが、そのうち大きくカーブして無事に駿河小山駅前に出ました。

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駿河小山から足柄の区間は、県道149号線(足柄街道)をゆるゆるとアップダウンしながら進みます。鮎沢川を何度も横切ります。きついところでも斜度7%程、ほとんどが3%前後の登りですので、誰もが楽しめる道です。

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足柄を通過すると、のどか具合がさらにアップします。車窓からイメージした通りの気持のいい道です。

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御殿場のアウトレット付近の鮎沢川です。御殿場には何度も行っていますが、こんな流れがあるとは全く知りませんでした。自転車ならではの発見です。

御殿場から長尾峠までは、10km、468mのヒルクライムです。まずは長尾峠の登り口へ向けて国道138号線(箱根裏街道)を登ります。この区間は幹線道路で交通量も多くストレスが高まります。

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ようやく深沢東の交差点に到着。ここを右折して峠道(県道401号線)に入ります。交通量はグッと減り、落ち着いてペダルを廻せるようになります。斜度も3%から5%と峠道の序盤によくあるパターンです。どこできつい登りがスタートするのか?と待ち構えますが、淡々とした登りがどこまでも続きました。結局、峠までの7km、この4%前後の斜度で終始しました。いつものゼーゼーハーハーはありませんが、メリハリが無く飽きてきます。また、駿河小山から登り続けきましたので次第に辛くなってきます。エネルギー残量も少なくなってきたところで「旨い、易い、富士見茶屋 あと*.*km」の看板を発見、昼食を何にするかを妄想しながらペダルを廻しました。

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ようやく富士見茶屋が見えてきましたが・・・休業でした。途中のお汁粉屋さんがクローズしていたので、半分予想していたもののガックリです。肝心の富士山も麓が見えるだけ、残りは雲の中です。本当に今年は縁がありません。

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長尾隧道を抜けると箱根町、標識の右横に長尾峠(標高911m)の石碑がありました。到着は12:50、自宅から102kmでした。国道1号線、旧道、椿ライン、金時山越えと箱根への道を一通り走りましたが、この御殿場からの長尾峠越えが最も難易度が低いルートですね。

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峠からは、仙石原と芦ノ湖までが一望できます。大湧谷も煙を上げています。車が時々通りますが、皆さん素通り、もったいないです。自転車を止め、絶景を独り占めにしてじっくり休憩しました。これで富士山の分は帳消しです。

帰路は足柄ルートを逆走するプラン、まずは長尾峠を下ります。ダウンヒルで凍える心配のない季節になってきました。箱根裏街道に合流し、金時神社から金時山へ向かう林道に入ったところで呼び止められます。金時隧道の先で工事を行っていて通行止めとのことです。コース変更しなければなりませんが、実はホッとしました。既に疲労度インジケータが点滅しており、金時山を登り切れるか怪しい状況でした。往路に足柄ルートを選択してたら今日はどうなっていたことやらです。

小田原へ下る必要がありますが、国道1号線の混雑を嫌い足柄幹線林道を利用することにします。箱根裏街道沿いのローソンで最後の補給をして、宮城野交差点の先で林道へ突入、今日はじめての10%の登りに遭遇し苦しみます。10%区間は300m程ですが、林道前半は登り基調で疲れた体に堪えますが、何と言っても交通量が少ないので箱根のお勧めルートです。ただし後半のダウンヒルは、飛ばし過ぎにご注意ください!! 途中、大型のキャットアイが路面に埋め込まれている部分が何カ所かあり、ここに高速で突っ込むと事故になりかねません。

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小田原から国道1号線国府津まで走り、本日のライドを終了、国府津発16:01の湘南新宿ラインで帰宅しました。体調不良の割には今週もそこそこ走りました。やっぱり体を動かすのが一番の薬です。

 

走行距離:139.4km、獲得標高:1,520m、消費エネルギー:2,255kcal

 

latlonglab.yahoo.co.jp