北総を横断して犬吠埼へ(前編)
一月に佐原から成田へ向けて北総の丘陵を走りましたが、丘と丘の間には田圃が広がり、田圃と雑木林の境界にクネクネとした細い道があることに気づきました。静かで長閑そうなカントリーロードです。帰宅して調べてみると、「谷津田」というキーワードに辿り着きました。
谷津田とは、関東地方の台地と平野の境目にたくさんある田で、小さな谷間につくられた細長い田のこと。「谷地田」、「谷戸田」と呼ぶ地域もある。
谷津とは谷にある湿地を意味し、主に関東地方の武蔵野台地と関東平野の境目に多く見られる小規模な谷にある。
湿田そのものが失われつつあり、湿田に依存した生物に絶滅危惧種が多数いることや、谷間のために田が小さく不定形で機械化されにくく、多くの生物が残されていることなどを背景として、生態系や里山の生物の保全が近年注目されている。
そして、田圃と山林の接点のクネクネ道は「谷津道」と呼ばれ、房総のサイクリングルートとして活用されていることを知ります。谷津道を詳細に解説しているブログも発見し、"よ〜し、谷津道を走るぞ!"と意気込んでルートを作成し始めたのですが、、、
続きを読む伊豆半島グルっと一周、ようやく完結
2017年から伊豆半島の外周走破に取り組んできました。
冬シーズンのイベント行事で、残るは西伊豆パート2(土肥-松崎)なのですが、そのコース設定に悩みました。土肥〜松崎の距離自体は30kmほどですが、土肥、松崎共に鉄道路線からは離れています。このため
- 起点をどこにするのか?
- どちらの方向に走るか? 土肥から松崎、松崎から土肥
- 終点をどこにするのか?
を決めねばなりません。色々な選択肢があり、迷いました。
まずは、2.を「松崎から土肥」としました。伊豆半島は、時計回りが海側ルートですし、北上するので太陽を背に受け写真撮影にも好都合です。次に 1.です。はじめは、下田からアプローチすることを考えていましたが、自転車旅CAFEのNAGAさんの記事を発見し、稲梓(いなずさ)に決定しました。最も悩んだのが 3.です。
散々迷って、結論は「当日、現地で時間と余力を考慮して決定する。」となりました。
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